三十三話【恐怖】 ページ4
「Aちゃん……結構強いね……」
「すみませんつい反射的に……」
太宰、A、鏡花は食堂へと向かう。
食堂に通じる大広間は相変わらずホテルのような上品さがある。
「おうA、お早う」
「中原さん、芥川さん、お早う御座います」
更に中也と芥川、寝坊しかけた敦と合流。
六人は食堂にて朝食を済ませたあと、集合場所である大広間へと向かった。
「中島さんは寝不足ですか?」
「はい、あんまり眠れなくて……」
「じゃあ……明日は起こしに行く」
「なら私も行きます。鏡花さんと一緒に寝てますし」
「有難う鏡花ちゃん、Aさん」
「いいなあ、私もAちゃんに起こされたい」
「寝言は寝て云うものですよ」
「釣れないなあ」
美しい薔薇には棘がある、太宰はそう思った。
Aは初対面の出来事のせいで、太宰にあたりが強い。
そんな他愛の無い会話を続けていると、いつの間にかピエロが現れていた。
小学生のように小さいピエロだが、子供らしさを感じない。
「皆さんお早う御座います。良く眠れましたか?
まあ良く眠れたかはどうでも良いけどね」
ピエロは悪戯を仕掛ける子供のような笑みを浮かべる。
いよいよ第一ゲームが始まろうとしているのだ。
「さあこれから第一ゲームが始まりまぁす!皆さんにはこれから__」
突然部屋の明かりが消えた。
懐中電灯を顔の下からつけて顔だけを照らす。
「ホラーゲームをしてもらいます」
地獄の底から這い上がってくるような声に誰かが悲鳴をあげた。
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+アリス+(プロフ) - ★dayaka★さん» コメントありがとうございます。最近更新できなくてすみません。少しずつでも更新を再開していくので、楽しみにしていてください。 (2019年10月18日 20時) (レス) id: 00e250021f (このIDを非表示/違反報告)
★dayaka★(プロフ) - 面白いです。続きが楽しみです!更新頑張ってください (2019年10月14日 14時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
+アリス+(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます。これからも更新頑張りますので、続きを楽しみにしていてください。 (2019年7月28日 23時) (レス) id: 00e250021f (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年7月28日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
+アリス+(プロフ) - 酸素無駄遣い装置さん» ありがとうございます。これからも更新頑張ります。続きを楽しみにしていてください。 (2019年7月26日 15時) (レス) id: 00e250021f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:+アリス+ | 作成日時:2019年7月21日 16時