2-24：帰還者たち ページ24
１０時３０分
ようやく全員揃ったみたい
ざっと数えて２０人？
こんなにいたんだ…このフロアの人って
主任クラスの男性達が…５人
それ以外の男性が…４人
あとは女性…それも、綺麗にお化粧したお姉さまばかりで
私の場違い感、半端ない
相変わらず、ほぼ素っぴんだし…
あぁ、自己嫌悪
でもさ、誰にもないも言われないし…
でもな…やっぱり、お化粧した方がいいかな…
安「どしたん？」
『えっ？ 』
安「さっきから、顔がころころ変わってる」
『…そうでしたか？』
コーヒー片手に戻ってきた安田さんに声かけられた
色々考えてたの、顔に出ちゃってたみたい…恥ずかし…
丸「Aちゃん、顔に出やすいもんな〜」
安「確かにな」ﾊﾊﾊ
ホントに恥ずかしい…
丸「あっ、ゴメンな〜、困らせるつもりはなかってんけど…」
安「ゴメン、ゴメン」
やっぱり顔に出ちゃってるみたい…気を付けなきゃ
私たちは、いつも通り仕事して
帰還組は会議室やら打ち合わせコーナーやらでミーティングしてる
なんだかんだ、お昼休み
とりあえず彩希ちゃんと商店街に行く
ミポリンには、彩希ちゃんのデスクで待っててって連絡しておいた
邑「どうかな」
『どうだろね…』
邑「諦めた方が良さそうだよね…」
『確かにあの人数だしね…』
買い物が終わり、３階に戻る
いつもの打ち合わせコーナーをちらっと見ると、お姉さま方が楽しそうにお喋りしてた
榛「お帰り〜」
邑「ただいま〜」
榛「ダメだね」
『仕方ないね』
今日からは、彩希ちゃんのデスクでお昼ご飯を食べることが決まった
彩希ちゃんの隣が生田さんのデスクで、お昼休みは他のフロア行くから使ってていいよって言ってくれてたし、反対の隣は空席だっから、なんとか場所はキープ出来た
これから、お姉さま方とうまくやっていけるかな…不安で一杯だ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひ み さ | 作成日時：2018年10月25日 7時
