頑張った証（y） ページ10
どうやら俺は、Aの腕を掴んでたらしく。
…それは、Aが少し怯えた目で俺を見てたから気づいた。
「あ…ごめん」
慌てて手を離す。
はあ、これじゃあ俺はただの小さい男だ。
「ごめん、A」
『いえ私も…ごめんなさい、こんな格好して』
苦笑いして俯いた。
ううん、Aが謝ることじゃない。
『こんな汚い脚、見せるものじゃないですよね』
眉を寄せた。
汚い、脚…？
Aに分かられないように、そっと視線をAの脚に向けた。
…あぁ、そうゆうことか。
ーー俺はそうゆうつもりで、言ったんじゃないのに。
Aは…
手術の跡が残ってる脚を、汚いと思ってるんだ。
『チャンミンとご飯を食べたんです。それで後片付けしてたら水が飛んじゃって…それで、適当にここに置いてあったTシャツを借りたんです』
「そう、なんだ」
『チャンミンの物って知らなくて…ごめんなさい』
小さく頭を下げたAを抱きしめた。
「ううん、俺の方こそごめん。ただのヤキモチなんだ」
Aのことだから、下を履いてないのは癖だからだろう。
それに、俺やチャンミンのを借りたって大きすぎて意味がないから。
「チャンミンに襲われたと思って…」
俺の言葉に、俯いていたAが笑い出した。
『私とチャンミンが？ないですないです、それは絶対ないです(笑)』
クスクス笑うA。
…可愛いなあ、もう。
『ご飯の後すぐに、チャンミンがナツキちゃんのとこへ行ったんです。それでさっきの電話は''今日はもう帰らないからヒョンにも伝えて''…って』
そうゆうことだったのか。
早とちりも大概に、だな。
「ごめん」
『私の方こそすみません。多分もう乾いたから、着替えてきますね』
そう言って俺の腕の中から出て立ち上がろうとしたのを…
もう一度、腕の中に閉じ込めた。
『ゆのさん？』
「さっきのは…そうゆうつもりじゃない」
『さっき？』
Aの脚に触れる。
『あ…』
「Aの傷が汚いなんて、思ってないから」
顔を赤くするA。
ホントだよ？
汚いだなんて、一度も思ったことはない。
むしろ…
「Aが頑張った印は、綺麗だよ」
優しくそこに指を滑らせる。
ーーこれは、俺とAを繋げてくれた証。
くすぐったいのか、嫌だと足を引こうとする。
そんなAは無視して…
その傷跡に、そっとキスをした。
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alexis - なーんと謎が散りばめられてる(￣▽￣;)次章待ってます!! (2015年9月5日 18時) (携帯から) (
レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - ちゃんさん» ちゃんさーん！！今回もありがとうございました〜^___^！まだハラハラがある分、そのあとの甘々はちゃーんと用意しておきますので…にやにや← (2015年8月26日 0時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - んぐさーん！更新とひとことありがとうございます*\(^o^)/*ハラハラな予感ですが、、、ユノの包容力と困った時のチャンミン、そして、ジンさんが、、あたしを助けてくれると信じてます！笑 (2015年8月24日 0時) (レス) id: 82557451c0 (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - れささん» れささん、お越しいただきありがとうございます〜*\(^o^)/*！ 甘いユノさんに酔いしれたいのですがここで一山越えていただきます…← (2015年8月16日 11時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - ちゃんさん» ジンさんはまだまだ出てきます。← ユノさんにもどうやら怪しい人が出てきたし……私たち、どうなるのでしょうか(~_~;)（笑） (2015年8月16日 11時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：んぐ
| 作成日時：2015年7月12日 2時
