ルンルン ページ32
朝から口角が上がりっぱなし。
だって…
今日は久しぶりに、ユノさんに会える。
出なかった電話の後、メールを送って眠った。
ら、嬉しい電話をくれた。
それに、膝の調子も良いみたい。
「それじゃあ半年後に」
っておじいちゃん先生が笑顔でそう言ってくれた。
ルンルン気分でタクシーに乗り込む。
早く着かないかなって思うほど赤信号に引っかかるけど…
それでも許せちゃうぐらい、今は楽しみな気持ちが勝っちゃってる。
「そうか、やっと治ったのか」
『はい、サムさんには本当に迷惑かけて…』
「それ言い過ぎ(笑)大丈夫だよ、迷惑じゃないんだから」
優しくそう言ってくれるサムさんに、自然と笑みが溢れた。
「それにしてもお前、パーティーの時に思ったけど…」
『なんですか？』
「痩せて筋肉、落ちただろ？」
『…まあ、多少は』
「そんな体じゃ踊れないぞ。体力も落ちてそうだし…これからしばらく、上に通え」
上
そう言いながらサムさんはニッと笑って天井を指差す。
上？
「最上階、ジムだろ？」
あ、忘れてた。
「専属のトレーナーつけてやるから、しばらくはそこで鍛えて来い」
…マジですか。
『…はあ、』
サムさんのいる部屋を出た途端、自然とため息が。
体力は昔からある方だったけど丸1年、動いてなかったら流石に今はないと思う。
だから、ジムに通うことは当然なんだろうけど…
頑張っても、いつもつかない筋肉。
なんて言うんだろう、体質の問題？
…腹筋とか割ってみたい。
ーーいつかまたユノさんと一緒に踊りたい。
それまでに早く、前よりもっといいダンサーにならないと。
ユノさんの隣に立っても、ふさわしくならなきゃ。
…これはダンスの面でも、彼女の面でも。
『よし！』
明日からジム通い、頑張るっきゃない！
「あれ？Aじゃん」
『リョータ！』
廊下で小さくガッツポーズをしている私に声をかけてくれたのは、前からやってきたリョータだった。
リョータの後ろから大きな声で笑いながら近づいてくる団体が…
って。
ユノさん！
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1034人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alexis - なーんと謎が散りばめられてる(￣▽￣;)次章待ってます!! (2015年9月5日 18時) (携帯から) (
レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - ちゃんさん» ちゃんさーん！！今回もありがとうございました〜^___^！まだハラハラがある分、そのあとの甘々はちゃーんと用意しておきますので…にやにや← (2015年8月26日 0時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - んぐさーん！更新とひとことありがとうございます*\(^o^)/*ハラハラな予感ですが、、、ユノの包容力と困った時のチャンミン、そして、ジンさんが、、あたしを助けてくれると信じてます！笑 (2015年8月24日 0時) (レス) id: 82557451c0 (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - れささん» れささん、お越しいただきありがとうございます〜*\(^o^)/*！ 甘いユノさんに酔いしれたいのですがここで一山越えていただきます…← (2015年8月16日 11時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - ちゃんさん» ジンさんはまだまだ出てきます。← ユノさんにもどうやら怪しい人が出てきたし……私たち、どうなるのでしょうか(~_~;)（笑） (2015年8月16日 11時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：んぐ
| 作成日時：2015年7月12日 2時
