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『すみません…』
「大丈夫です、気になさらないでください」
またこうやって、家まで送ってもらうことになってしまった。
あれから帰る支度に時間がかかるからと、丁寧に断ったのだけど…
「俺がタクシー代出すのと俺に送ってもらうの、どっちがいい？」
ーーなんて言われちゃあ、ね。
「はい、どうぞAちゃん」
ユノさんが車のドアを開けてくれる。
紳士的すぎて照れ臭い。
『すみません…あ、』
中に入ると、先にもう乗客がいたみたい。
『ちゃんみーん！！』
「…なに？」
ウザそうに私を睨むチャンミン。
私に会えて嬉しいくせに！
「あ、チャンミナ乗ってたの」
そう言いながらユノさんも後部座席に乗ってきて…
ユノさん 私 チャンミン の順に座る。
ユノさんもチャンミンがいたこと、知らなかったんだ。
ユノさんに何も返さないでチャンミンは窓の向こうを見つめる。
…なんか機嫌悪い？チャンミン。
『あ、チャンミン！パーカー洗って返すからね！』
「…別にいつでもいいよ」
『なんでそんなに機嫌悪いの？』
グイっと近寄って顔を覗き込む。
…なんか耳が赤いんだけど。
なに、可愛いんだけど。
『ちゃーたん。私が何かした？』
ちゃーたん、そう呼ぶと真っ赤になった耳。
チャンミンって、照れ屋さん？
「だぁー！何もないから！ほっといてくれ！」
『あ、やっとこっち見た』
「……。お腹が空いてるんですよお、早く帰りたいんです」
それだけ言ってまた外を見るチャンミン。
遠回しに私のせいって言いたいのね？チャンミン！
『ごめんね私が乗ったせいで！』
「Aちゃん、チャンミンにはそんな態度なんだね」
左隣のユノさんが、ふふって笑いながら言った言葉は皮肉そうに見えるけど、ユノさんが言ったら全然そんな風に感じなかった。
てゆうか、ちょっとユノさんいたの忘れてた…！
『あ、いや、まあ…チャンミンは友達ですから』
少しだけ窓を開けてタバコを吸い出したユノさんは、完全なるヘビースモーカーだと思う。
でもそんな姿もカッコいいと思う私は、バカなのでしょうか？
「俺とは友達じゃないの？」
ーードキン！
私を見ながらニヤって笑ったユノさんにヤラレタ。
何今の顔、反則でしょ！
てゆうか、言葉も反則でしょ！
驚いて何も言えない私に大人の笑みを浮かべたユノさんは、落ちそうな灰を窓の外へと落とす。
その動作も、スムーズ過ぎてマジでカッコいい。
ーーじゃなくて！
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んぐ(プロフ) - alexisさん» ゆのはある意味嫌〜な男ですよね（笑）でも癖になってゆのから離れるなんてできません(´；ω；｀)（笑） また2もよろしくお願いします！ (2015年4月27日 19時) (
レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
alexis - んぐさん» 男性て潜在的にみなドＳなんでしょうけど…← ユノは〜〜(*￣∀￣)ﾝﾌﾌ変な笑いになっちゃいます(笑)まったく…罪なﾅﾑｼﾞｬじゃ(笑) (2015年4月25日 0時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - alexisさん» そうなんです、ユノさんプライド高いんですよね〜（笑）天然のふりして本当はドエスなゆのさんも是非書きたいところです…← (2015年4月24日 22時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
alexis - んぐさん» なんつーか…ユノって自分は強くあるべき男！と自認してて、弱い者は助ける対象で、しかも“女性は弱い”と決め付けてるとこがあって← (ある意味世間知らずｗそしてそこも天然)ﾋﾛｲﾝを翻弄しますねぃ〜(*￣∀￣) (2015年4月22日 21時) (携帯から) (レス) id: a9a57b86ec (このIDを非表示/違反報告)
んぐ(プロフ) - alexisさん» ユノさんと私は自分の気持ちに素直になれるのでしょうか（汗）天然たらしさんにもっと振り回されちゃいますTT (2015年4月22日 20時) (レス) id: ce89f85889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：んぐ
| 作成日時：2015年4月7日 0時
