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「だから君の気持ちがどうだろうと、力尽くでも独占してやる。だって、僕が君を好きなんだからね」
それが理由じゃいけない？と私に問う恭さんは、さっきとは一変して無垢な子供みたいな表情をした。
自分の心臓がドクンと跳ねる。
ダメだ。才色兼備で無敵であることはもちろん、私はこの人のこういう所にも弱い。
ずっと、私なんかが人を…恭さんを好きになるなんていけないことだとか、存在を認めてくれればそれで十分とか、自分の気持ちをなんとか圧し殺してきたけど…。
今この瞬間、何も取り繕わない素直でまっすぐなこの人が、自分を偽ろうとする私の荒んだ心の外壁を木っ端微塵にした。
やっぱり恭さんは、私が本当に求めているものを与えてくれる。
「恭さん…」
「？」
私だって同じだ。好きになって欲しいと思ったし、永遠くんが恭さんと一緒にいたという話を聞けば羨ましいと感じた。
私も、恭さんが欲しかった。
「…好き、です。私も好きです」
覚悟を決めて言ったつもりが、声が震えてしまった。
もしかしたら体も震えているかもしれない。恭さんの手にこの震えが伝わってしまわないかどうか心配になる。
気がつかれるのは格好悪いし、すごく恥ずかしい…。
「……」
耐えきれず、恭さんから顔を背けてうつむく私。
「…Aって」
すると私の顔を覗き込んだ恭さんが、手首を掴んでいない方の手で私の頬を撫でた。
「やっぱり、君は臆病者だ。この僕が君の気を引こうとしてた時は反応を示さなかったくせに、ふっ切れて告白した瞬間自分も告白し返してくるなんて」
と思ったら、あごを掴まれて強制的にまた上を向かされ、おまけに辛辣な言葉を浴びせられる。
呆れ顔でため息をつく恭さんに何も言い返せない。
だって、全てその通りですから…。
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ちゃ(プロフ) - 夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイさん» またコメいただけて嬉しいです…！ありがとうございます！完結させたい気持ちは山々なんですが、キャラがもたもたしていてなかなか進ませてくれません…^^;(笑)気ままに書いておりますがまたよろしくお願いします！ (2019年2月1日 11時) (
レス) id: a50c7c36d5 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！いつもニヤニヤしながら読ませて頂いております……！夢主ちゃんが自分の気持ちを自覚して、そろそろ完結か……？と、感動を覚えると同時に少し寂しくもありますが、いつも楽しみに待っております！！無理せず更新頑張ってください！！！ (2019年2月1日 0時) (レス) id: be5de4e45a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャ | 作成日時：2019年1月30日 21時
