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お互いの温もりを手放した私たちは、もうすっかり暗くなった帰り道を再び歩き出した。
街灯や街の明かりに邪魔されて、輝きの強い星だけが空に点々と浮かび上がっている。
そういえば、永遠くんに遅くなると連絡をしていなかった。帰ったらまた仁王立ちで私を待っているだろうか。
兄が私を心配するのは、私がまだまだ未熟だからなのだと分かっている。
こんなんで、永遠くんと一緒にファミリーの一角を担うことができるでしょうか。
こんな弱い心のまま、マフィアの組織の一部になれるのでしょうか。
「…A」
「っ、はい」
恭さんに呼ばれ、私は俯き加減だった顔を上げた。
「君は、守護者同士としての関係は嫌だって言ってただろ。でも、僕が君を理解しようとしたり永遠を認めてるのは、僕たちが守護者だからこそなんじゃないかって思う。僕らを引き合わせたのが初代の守護者達なんだとしたら、雲と風の関係をないがしろにする必要はない」
そう言った恭さんは、手の中で雲のリングを転がしている。
「君と会ってなかったら、僕はこんな風に考えなかっただろうね。Aはちゃんと風の守護者だってことだよ」
「っ…」
驚いた。
群れを嫌い仲間など必要ないと言っていた人が、自らがボンゴレファミリーの守護者である事を認め、その関係性を肯定してくるなんて。
それにまたこの人は、私が欲しい言葉をくれた。
幼い頃恐れていたマフィアの世界の一員になることや、ちゃんと自分はファミリーの守護者として役に立てているか、仲間のために私ができることはあるのか。
やるべきことができているのか自分では分からなかったけど、恭さんはそんな私を客観的に見てくれている。
風の守護者に相応しいかどうか、雲の守護者としての目線で見定めてくれていたんだ。
やっぱりこの人はすごい人です。
「あの…ひとついいですか？」
「何？」
歩きながら問いかける。
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ちゃ(プロフ) - 夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイさん» またコメいただけて嬉しいです…！ありがとうございます！完結させたい気持ちは山々なんですが、キャラがもたもたしていてなかなか進ませてくれません…^^;(笑)気ままに書いておりますがまたよろしくお願いします！ (2019年2月1日 11時) (
レス) id: a50c7c36d5 (このIDを非表示/違反報告)
夢@雲雀さんのムスッがかわいすぎてヤバイ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！いつもニヤニヤしながら読ませて頂いております……！夢主ちゃんが自分の気持ちを自覚して、そろそろ完結か……？と、感動を覚えると同時に少し寂しくもありますが、いつも楽しみに待っております！！無理せず更新頑張ってください！！！ (2019年2月1日 0時) (レス) id: be5de4e45a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャ | 作成日時：2019年1月30日 21時
