彼が熱を出したトキ その４ ページ31
「かず。まだ寝ちゃダメだよ。
薬飲まなくちゃ。」
背中越しに声をかけるけど、振り向きもしない。
もう。
錠剤を１つ取り出して、キャップを緩めに締めた水を、手に持つ。
手が届く位置に、水を置いて。
布団の上から、体重が乗り過ぎないように気をつけて、和に跨がる。
「ちゃんとこっち向いて。」
身体を反転させて、私を見上げた。
「薬、飲ませてあげるから。」
和の唇を、親指でなぞる。
「口、開けて。」
こういうトキだけ、素直なんだよな。
開いた口に薬を入れて。
自分の口に水を含んだ。
両手で頬を包み、和の口へ少しずつ水を送った。
和「んっ。」
ゴクリと鳴る喉に、ドキっとする。
相手は、熱出してる病人なんだけど。
「もうちょっと、飲もうね。」
私の方が止められなかった。
もう１回、和に口移しで水を飲ませる。
再び耳に届く、ゴクリという喉の音。
そのまま、和の口の中に舌を滑らせた。
触れる舌も、熱くて。
和の口から漏れ出す吐息に。
この熱が、早く私に移ってしまえばいいのに。
って思った。
甘える和もいいけど、やっぱ、らしくない。
唇を離し、
「よくできました(笑)」
って、褒めた。
和「一緒に、寝よ？」
「はいはい。」
隣に場所を移して、布団に入った途端。
今度は、和が、私の上に跨がった。
あまりの速さに、私の思考が追いつかない。
私は、この後。
両方の意味で、和にやられたぁぁ！！って思うことになるんだ。
彼女に看病してもらうトキ 和side→←彼が熱を出したトキ その３
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あっさ☆(プロフ) - はぁい！ 待ってます☆ (2014年1月30日 20時) (
レス) id: d54ae563a4 (このIDを非表示/違反報告)
采侑(プロフ) - あっさ☆さん» またいつでも遊びに来て下さいね☆☆移行までもうしばらくお待ち下さいませm(_ _)m (2014年1月30日 20時) (レス) id: 771ab034de (このIDを非表示/違反報告)
あっさ☆(プロフ) - こちらこそ、ありがとうございます！このような小説を書いて頂いて///最後まで読みます！よろしくお願いします！！ (2014年1月30日 19時) (レス) id: d54ae563a4 (このIDを非表示/違反報告)
采侑(プロフ) - あっさ☆さん» こんあいば('◇')vめっちゃ面白いって言って頂けて、嬉しいです(≧▽≦)次章『キミトキ』オールアップとなりますので、最後までお付き合いよろしくお願いします♪(`･3･´)『コメあざます！！！』 (2014年1月30日 19時) (レス) id: 771ab034de (このIDを非表示/違反報告)
あっさ☆(プロフ) - 後半の番外編も、楽しみにしてます！！「キミトキ」めっちゃ面白いですっ！！ (2014年1月30日 18時) (レス) id: d54ae563a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：采侑
| 作成日時：2014年1月3日 2時
