Day5 〜○○○○&腐女子の姉 sideうり ページ5
うり「ぎし。」
のあ「へ?」
うり「
はあ、まさかこんなことになってるとは思わなかった……。
きっとのあは、あえて俺が浮気をしたんじゃないかって言わなかったんだと思う。
そこもまた、のあの優しさだ。
俺の言葉がまだ理解出来てないのか、目を見開かせているのあに、俺は全てを話した。
*
今日は年に一度の、親戚で集まる日。
俺は嫌な予感がしたため、ため息をつきながら待ち合わせ場所へと向かった。
俺のため息の原因は、義姉、つまり孤児院から引き取ってもらった時に出来た姉だ。
姉はいわゆるブラコン&腐女子のため、ことあるごとに俺に彼女はできたか、とか、好きな人は出来たか、とかうるさいくらい昔から聞かれた。
まあ、俺は昔からのあ一筋だから、好きな人ものあだけだったけどね。
ちなみに姉は、世界中を飛び回るハリウッドスターだから、俺がこのシェアハウスに住む10年前からフランスに留学していた。
そしてちょうど昨日、日本の実家に帰って来たそう。
俺はほとんど姉とは連絡をとっていなかったため、俺がのあと結婚していたことも知らなかったそうだ。
ここでもう、嫌な予感はしていた。
姉の中の腐女子心が暴走し、ついには昨日電話まで来る始末。
昨日はめんどくさいから適当に流しといたけど、昨日はちゃんとはっきり言わなかったため、今日はもう質問攻めにされるだろうと覚悟していた。
1時間ほどリムジンに乗って移動していると、姉との待ち合わせ場所が見えてきた。
うか「あ、うりやっと来た〜!もう!なんで昨日はちゃんと言ってくれなかったの⁉︎」
待ち合わせ場所に着くなり、俺に話しかける姉ことうか。
うり「あ〜それは後で言うから!ほら、さっさと行くよ!」
今日はせっかく10年ぶりに会ったので、待ち合わせ場所を決めて、一緒に実家に行こうと決めていたのだ。
俺は早足で歩いていくと、うかは「あ、まってよ!」言いながら小走りになって着いてきた。
その瞬間、うかはバランスを崩し転けてしまった。
うか「あいててて……あ、これ足挫いちゃったかも……」
うり「え、マジ?なんかごめん……。」
うか「ううん、うりが気にすることないよ。でもそのかわり、この状態で歩くのは結構きついから、腕ちょっと貸してもらえる?」
うり「うん、いいよ。ほら!」
こうして俺たちは腕を組んで、実家まで歩いて行った。
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ゆるんず(プロフ) - え、やばい方向で終わらんかったらいいなぁ。ひまりちゃん!頑張って!更新待ってます! (12月21日 7時) (レス) @page15 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
lemon lemon u - 久しぶりの投稿✨冬眞が話しかけるとこで終わるのか…。 (2022年9月8日 17時) (レス) @page14 id: d839804162 (このIDを非表示/違反報告)
lemon lemon u - 。ちょこまろ。さん» 大丈夫!だってプリしょの方が優先でしょ? (2022年7月13日 6時) (レス) id: d7aa5d95aa (このIDを非表示/違反報告)
。ちょこまろ。(プロフ) - lemon lemon uさん» ありがとう!全然投稿してなくてごめんなさい🙇♀️ (2022年7月12日 6時) (レス) @page13 id: 5416d610ae (このIDを非表示/違反報告)
lemon lemon u - のあと冬眞が絡んだら、めっちゃ面白いことになりそう!結末楽しみにしてるよ!8月でも全然OKだけど。 (2022年7月11日 22時) (レス) @page13 id: 51bf08bdca (このIDを非表示/違反報告)
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