solitaire

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・脂っこい料理
┗小さい頃にあまり脂っこい料理振る舞われなかったこと、ストレス過多のためもともとお腹を下しやすい体質なため、好みじゃないことが理由。

・頼み事が多すぎる人
┗自分を何でも屋のように見てると感じる上、一人で解決するように仕向けられてきた充凰にとってあまりよいものに感じないから。そういう人と話すとき、手がギュッと握られていることが多い。

・高いところ
┗高所恐怖症。高いところは大の苦手。昔、表面だけ親しい友人たちと遊園地に遊びに行ったとき、ジェットコースターを散々乗らされた。上るとき、ずっと無表情で震えていた。

【過去】

小さい頃、充凰は姉がいた。
4つ年上の、とても活発で、ちょっと意地悪だけど優しい姉。英才教育のための習い事も、姉がいるからがんばれた。そう感じるくらい、姉が大好きだっただけど、充凰が小学生になる一年前に姉は＿＿＿亡くなった。
活発で負けず嫌いな正直者の女の子だった。だから、か。周りから浮いていたのか、そんな性格が気に入らなかったのかいじめられていたらしい。
姉は、二年近くいじめられていたそうだが、全くそんな風には見えなかった。見せなかった。
保育園児の充凰だったが、癪にさわるような態度は厳禁であり理想像でいないと、いじめられるという考えが頭にこびりついた。

ちょうどその頃、親二人の仕事が海外中心の仕事に増えて海外へ行く事になる。しかし、この頃お荷物だった充凰は、遠くにすむ祖母の家に引っ越すことになった。親は大量の金額を充凰の講座に振り込み、充凰を置いて海外へ行くように。習い事もなくなるのかと思われたが、親の意思でそのまま中学生になるまで続けさせることに。+塾にまで通わせられるようになり、時々親からの電話が来て確認されるなど、終わりはなかった。

それから3ヵ月たったあと、祖母が老衰により亡くなった。身寄りがなくなった充凰は、小学生になるまでの間近くにあった孤児院に世話になることになった。そして小学生のときは、たまたま近くにあった佐倉学園へ入学することになる。
孤児院に通っていたときに友人はできたが、この頃からすでに「みんなの理想像」にならなければという強い思いから自分の欲を押し殺して仮面を被り、才色兼備優等生としての生活に。

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