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聡side

叩かれて、健人くんが呼び出されるようなことに巻き込まれたこと反省したっ。なのにちゃんと謝ってるのに終わんなくて。お尻はもう自分でもわかるくらい腫れ上がってて痛いし。

止まったと思ったらヘアブラシって。風磨くんに、俺がやったみたいな説明を健人くんがしたから、健人くん、俺がやったって思ってんじゃないかって思って必死で見てただけって伝えた。

そしたら風磨くんが立たせてくれて、腕にしがみついて伝えた。でも見てただけなのは信じてるって。じゃあ何！そう思ったら健人くんが話してくれて、やっとわかった。

止めなかったし逃げなかった。ちゃんとやってないって最後まで言わなかった。その事に怒ってるんだ。ちゃんと意思を持って自分を自分で守らないことに怒ってるんだ。

退学って言われると急に怖くて、せめてちゃんと健人くんに言ってもらわないとって思ってヨロヨロする足を踏ん張ってお尻出したまま部屋に入ってヘアブラシを取ったけど、これで叩かれると思うと怖くて動けなくなった。

どうしよう。行かないと許されないし、高校も行けないし、健人くんにも呆れられるのに。部屋でヘアブラシ手に持って座り込んじゃった。お尻も痛いし。
「どうしたの？許してもらえてないの？」
そう言いながら勝利が側に来て背中を撫でてくれる。

「一緒に行こ」
そう言って立ち上がらせてくれて、肩貸してくれる
「ヘアブラシ取ってこいって言われたの？」
「んっ！ひっくぅ！」
顔しかめて頭撫でてくれてる。

リビングのドアの前まで来て、勝利に言われて深呼吸する。
ガチャ
「健人くん、聡」
勝利が俺の背中をそっと押して健人くんの前に行く。怖くて、ヘアブラシをぎゅって握りしめる。健人くんが手を出して、勝利がそっと俺の手からヘアブラシを取って健人くんに渡した。

「膝乗れ」
怖くて、もう痛くて乗れないでいたら勝利がまた背中押して健人くんの足の間に立たせて手で膝を曲げてくる。そのまま膝に乗った。

「勝利、ありがと。」
勝利が声かけられて上がっていく。
「反省しろ。ちゃんと。全校生徒と先生全員に迷惑かけたんだ。お前がちゃんと止めなかったせいで。」
バチィィィィィン！！！
「あぁぁぁ！！！！」
ベルトより断然痛いっ！思わず膝から転げ落ちそうになるのを内腿を健人くんに掴まれて戻された。

反射的に足が閉じる。そしたら足の間に手を挟んで開けるように動かされて開いて体のバランスを必死でとる