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マリside
いっぱい叩かれて痛いの。もう無理。だからつねられるのなんて絶対無理だから砂時計！健人くん、言ってたもん。しばらくは1人で閉じ込めたりはやめとこうって風磨くんに。
風磨くんは元々そんなことしないけど。だから絶対1人じゃないから砂時計！一番短いの渡したら庭に出されたけど、健人くんは帰っていっちゃう!なんで？！
「1人にしないって...っ！ぐす！」
涙がまた出てきちゃうよぉ。
「大丈夫。ずっとここにいる。」
健人くんがそれだけ言って窓越しに座ってこっち見てる。
なら安心だぁ。勝利も来て2人でなんか喋ってるけど。近づいたら聞こえるかなぁ。お尻ジンジンして座れないからもたれ掛かって聞いてみる。
「マリに甘すぎでしょ。これのどこがお仕置きなの？」
「まさか砂時計選ぶと思わなかったから考えてなかった。」
「絶対聞かれてたんだよ。1人にしないって言葉。」
そしたら健人くんが僕の方ちょっと睨んだ！怖い！
「マリ、聞いてたの？」
「き...」
「今なんのお仕置きかわかってる？嘘ついたお仕置きだよ。そのお仕置き中に嘘ついたらお尻もっと大変なことになるよ。」
うぅ...
「聞いてた...」
答えたらめっちゃため息ついてる。でももう砂時計落ちきった！すぐに窓開けて入って健人くんに抱きつく。
「マリ、聞いてたから砂時計選んだの？」
「...そう」
抱き締められながら答えたら
「いたいぃぃぃ！！！！」
ぎゅーーーってお尻つねられた！
「ったく。油断も隙もない奴だな」
すんごい痛かった！けどすぐに抱っこしながら冷やしてくれてホッとする。
「食べ物は？」
「捨てないっ！」
「嘘は？」
「つかないっ！」
何回もこのやり取り抱っこされながらして10回目くらいにやっとよし。って頭撫でて背中ポンポンしてくれた。
「マジで健人くん甘すぎ」
「そんなことない。厳しくしてる」
「勝利にの方が甘いじゃん！僕には厳しい！」
ちゃんと主張したら勝利と健人くんが同時に吹き出した。
「ぷっ！それはない！絶対！」
「ないな。勝利には悪いけど、そこと比べたら圧倒的にマリの方が甘やかされてる」
「俺が受けてるお仕置き受けてみ？絶対耐えれないよ」
「そうさせるようなことすんな？お前も。」
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作者名：ゆう | 作成日時：2022年2月10日 1時
