マリ ページ22
健人side
「健人くーん来て！」
マリに呼ばれて行ったら勝利と聡もいる。なに？
「目つむってて」
言われて目を閉じる...
「っ！！やめろ！」
胸ぶすって指でやられたんだけど。あーいてぇ。くるわ。中々にくる。
「やめなさい！何してんの！」
3人は爆笑してるし。幼稚だねぇ。
「ちくび当てゲーム！勝利が教えてくれた！」
「...お前、スマホチェックしていい？絶対見てるだろ。」
マリにわからないようにぼやかして言ったら顔赤くしちゃったから見てんな。思春期男子め。
「何見てんのぉ？」
「なーんでもない。マリ、おやつあるよ。キッチン行きな？」
そしたらすぐマリが下りていったから勝利に釘を刺す。
「見てもいいけど変なウイルス感染するようなのはやめろよ。」
「うるさっ！そんなとこまで口挟まないでっ」
「はいはい。ほんとにいいけど、マリには見せないでよ。聡も。」
「わかってる！」
「まったく、どんなのが趣味なの？」
俺も男だからね？わかるよ。そんなに興味はないけど。今度勝利と話してやろ。2人だけの時に。あ、風磨の方がいいか。頼んどこー。
こん時にね、もっとちゃんと言っとかなきゃだめだったんだよな。
「マリ、そのゲーム学校ですんなよー」
「はーい」
こんだけしか注意しなかったからあんなとんでもないことになったんだよ。
それから数日たった仕事中、中学から電話が入った。
「もしもし？」
「あの、マリウスくんが女子の胸を触りまして...」
はぁ？！マリがそんなことするかぁ？あんなまだ幼くて純粋な子が？
それでよく話聞いたら多分あれだ。ゲーム。女子にするとかマジかぁ...。慌てて仕事早退して学校に行く。相手の親御さんめっちゃ怒ってるだろうな。
「すみません。中島です。」
相談室入ったら泣いてるマリと3人の先生。うわぁ。大事だ。
「けっとくんっ」
「この度はすみませんでした。」
取り敢えず先生たちに謝ったらちゃんと説明してくれた。相手がかなり怒ってて大変なことになりそうだってことも。
まぁね、なんか女子が立ってる前に行って急にやったらしいから。そりゃ怒るし意味わかんないし気持ち悪いよな。
「マリ、泣かないの。ゲームのつもりだったんでしょ？」
「んっ！しょりたちとやったのと同じだと思った」
「うん。マリが悪気がなかったのは分かってる。俺はそれを理解してあげれる。でもいきなりやられたらどう？怖いでしょ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう - 智loveさん» リクエストありがとうございます。考えてみますね。 (2022年2月10日 12時) (
レス) id: f79c0ecdd4 (このIDを非表示/違反報告)
智love(プロフ) - いつもお話し楽しく読んでます。リクエストしたいですマリちゃんの耳鼻科系のお話し見たいです隠して悪化させてしまい治療後に怒られちゃう感じでお願いしたいです (2022年2月10日 1時) (レス) id: 24808759d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2022年2月8日 12時
