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風磨side
今日1日ずっと勝利と聡にすごい視線受けてるよ。けどまぁ、いつものことっちゃいつものこと。最初は俺だって同じように思ってたし。
二人に食べたいもの聞いて渡してやりながら思う。兄貴、マリに過保護すぎって俺も思ってたよ。でも、一緒にいる時間が長くなればなるほど、守りたくて不安で、どうにか痛い思い、辛い思いせずに育ってくれたらって思うんだよ。
それに、気付いてないだけで兄貴、相当勝利と聡のことも過保護に見てるよ。
「もうしない？」
「しないー」
「じゃあ好きなの食べな？甘エビ食べる？」
「ぅん」
ちょっと怒られて、兄貴に抱きついて落ち着いたところで何個かマリの好きなやつ取って置いとく。食べるでしょ。
「あ、マリ、鼻出てる」
「えへ」
ティッシュで拭いてやったらニコニコして食べてるし。可愛いなぁ。可愛い。
「聡、口に醤油ついてるよ」
兄貴も聡の口拭いてあげてるわ。
「勝利、何食べたい？」
「炙りサーモン」
「僕が取るー！」
マリが取るらしいよ。流れてくるの今か今かって待ってる。
「あ！…ふえっ…うえぇぇぇん！！」
来たって顔してバッて手伸ばしたらさ、他のお皿に引っかかって3個くらい一気にガシャンッて机に落ちた。
「あ〜マリ、大丈夫。ちょっと外出るから風磨頼める？」
「うん」
泣いたら迷惑かかるからさ。兄貴が抱っこして出て行って、ささっと拭いて片付けとく。まぁ、大惨事ではない。お茶とか溢れてないし。
「勝利食べる？」
「うん〜」
普通に食べ始めてたら、兄貴が戻ってきた。
「レール側やめとく？」
「ひぐっ、んっ」
「うん。じゃあこっち座りな？何食べる？」
怒られたわけじゃないからさ、兄貴にベタベタ甘えながら食べ始めた。兄貴もああいう事故は怒んないよ。気を付けなさいって言うだけ。マリだって本当は役に立ちたくてやったことなんだし。
「はい、あーん」
「んっ！」
「マリ、気にしなくて大丈夫だよ」
「そうだよ！俺もやったことあるもん」
「懐かしいね。あん時は勝利もまだ小学生だったよね」
なんだかんだ言って、勝利も聡も、2人ともマリに優しくしてくれる。帰りもね、ちょっと落ち込んじゃってるマリのこと兄貴と代わる代わる抱っこして帰った。
「勝利の作品よかったなぁ」
「別にー」
「もお素直じゃないんだから。なーマリ？」
「うん」
「大丈夫だって。怖かったね。取ろうとしてくれてありがとね」
みんな、元気に成長してくれたら俺らはいいんだよ。
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ゆう - さくらさん» リクありがとうございます〜！遅くなるかもですが、考えてみますねー (2022年10月27日 8時) (
レス) id: be61dcbce6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - こっぺぱんさん» リクありがとうございます！考えてみますね！！ (2022年10月27日 8時) (レス) id: be61dcbce6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも楽しく拝読しております。リクエストさせていただきます。マリウスが風邪をひいて、健人くんに甘えてつきっきりで、仕方ないと諦めつつも自分も体調悪い事が言えなくて、イライラしてマリウスに意地悪しちゃう聡ちゃというお話、書いていただけたら嬉しいです。 (2022年10月26日 0時) (レス) id: e5d84998e1 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺぱん(プロフ) - いつも楽しく見させていただいています。リクエスト失礼します。風磨くんと聡ちゃんが2人で出かけた時に健人くんが居ないからと羽目を外してしまい周りの人に迷惑をかけてしまう。その事を知った健人くんが2人に厳しくお仕置きをするお話をお願いします (2022年10月25日 17時) (レス) id: e58c0a7718 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - リクに答えていただきありがとうございます！ (2022年10月22日 11時) (レス) id: 8459d77b20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2022年10月2日 22時
