5にん 21

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健人side

なんで屋根に登りたくなるかなぁ。涙目で頑張って降りてるマリを支えつつ呆れる。
「よいしょ！」
「はあぁぁ！怖かったぁ！」

降りれて1番に抱きついてくるマリは可愛いけどさ？怒るぞ？
「よいしょっ」
「え？！なんでぇ！」

抱っこしてそのままベッド座って、お仕置きの姿勢に倒したらびっくりして、足バタバタしてるけど…
「屋根なんて登っていいわけないでしょ」
「やだっ！！ごめんなさいっ」
「落ちたら怪我するし危ない。危ないことしたんだから叱られて当然だ」

「いやだぁ！そーちゃ！助けてぇ！」
聡が困った顔で見てるけど、聡と勝利が登った時はもっと大変だったぞ？だってあの2人、夜ご飯になるまで屋根の上いたから、なかなか気付かなくて。

「ほら大人しくする！」
パアァァァァン！
「やだー！！！」
服の上から1回叩いたら、もう逃げそう。ほんとに…

マリは細いから。うまく押さえつけれたらパンツ下ろせるからね…よいしょっと…
「いやあぁぁ！！」
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「痛いー！！」

「なんで痛くされてるの！」
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「痛いってばぁ！！」
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「ひぐっ…！ごぇんなざいぃ！」

30回くらいかな。足バタバタすんのやめて大人しくなったから手を止める。
「マリ、何でお尻痛くされた？」
「ひっく…ぐすんっ、屋根っひぐっ危ないっ」
「そう。もうしない？」
「しないぃっ」

「いろんな行動をする前に、自分がやることは危なくないことかちゃんと考えないとダメ。わかる？」
「わがるぅ！ひっく」
「よし。じゃあ仕上げ。5回ここ痛くするよ」

お尻の下らへん触ったら声上げて泣き出しちゃった。子どもだなぁ
「うえぇぇぇぇん！！」
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「うあぁぁぁん！！ひぐぅっ！」

「うぉっ」
終わった瞬間に体起こしたからビックリしつつ、抱っこする。聡がクリーム持ってきてくれたしね。
「ありがと。マリ、ひやってするよ〜」
「ひぐっ…ぐすんっ…」
「よしよし。危ないことしないよ」

「ひっくぅ…けっと！ぐす！くー」
頭ぐりぐり俺の胸に押し付けてくるよ。可愛いし守りたいんだから、危ないことすんなよ…

「マリ〜いい子いい子。かくれんぼ楽しい？」
「ん〜たのし…けどっ怒ったぁ〜ぐすっ」
「危ないことしなけりゃ怒んないよ。可愛いなぁ」

聡→←マリ

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