5にん 21

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聡side

お仕置き、厳しかった…！痛かったっ！！めっちゃお尻ジンジンだし！でも…こんだけ痛くされたら絶対抱っこしてもらえるはず！！そう思って膝乗ろうとしたらダメって…

「なっで！！はんぜー…うっぅ…したぁ！もっじまぜん〜！！物っだっじにずるぅぅ！」
「落ち着いて。ほら、鼻かんで」
ティッシュ当てられたからチーンってするけどっ！！

「ごぇんなざいぃぃ！はんぜーじだぁ！」
「わかったわかった。反省したな。物大事にできるもんな」
わかってくれたって思ってコクコク頷いて、膝乗ろうとしたらまたダメって！！

「だーめ。なんで毎日悪戯しちゃうか説明してって言ったでしょ」
「！！」
忘れてたっ！でもっでもっ…俺が悪いんじゃないもんっ！
「ひぐっ」

「説明できないなら抱っこないよ」
「ひっくぅ…健人くんがっぐずっ悪い〜〜！！！」
「え？」
「けっとぐがぁ…！抱っこじないがらぁぁ！」
「だから説明しなさいって」

「せつめーしたぁぁ！けっとくがっひっくぅ！悪いのぉ！」
「聡？兄貴が悪いの？」
「だっでだっでぇ〜！マリっとっ！ひくっしょーりっのことはっひぐぅっ！抱っこするのにっ…」
「あぁ…なるほどな」

「抱っこ足りなかった？ごめんごめん。でも俺何回も抱っこしようかって声かけただろ？」
「知らない〜！だっでっ！何回もっ！ひぐっ…乗ろうとっじだのにっ…」
「ごめんね。そういえばタイミング悪かったね。ごめんごめん。俺のせいか…」

「だっごぉ！！」
「はいはい。おいで」
健人くんが抱き寄せて膝に乗せてくれてもうめっちゃホッとしたしっ…

「クリーム塗るぞ」
風磨くんが声かけてきて、健人くんにしがみついたらお尻ぐいって上げられて塗られた。ヒヤッてして健人くんのことぎゅーってしたらよしよしって…

「聡、大好きだし、いつでも抱っこしてって来てくれたらするから口に出して欲しいな」
「ん〜！ぐずっ」
「恥ずかしいなら夜こっそり部屋来てもいいんだよ。さりげなく膝乗ろうとするんじゃなくてさ。抱っこって来てくれたらするよ」

「ひっく…ひっくぅ！」
「だからもう悪戯しないで。お仕置きされたら抱っこあるなんて考えで悪戯したらもうほんとに抱っこやめるよ？」
「やだっ…ぐずっ」

「ね。もうじゃあ終わりにして？明日からは抱っこされたいなら口に出してごらんね」
「ん〜！」

ホッとした。卒業じゃなかった。まだ抱っこしてもらえる。羽毛布団はね、新しく買ってくれた。前のより安いのだけどって。

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