5にん 2 (ページ44)

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健人side

友達帰らせて、勝利と話す。
「で、何回にする？門限破りは150×5が最低だから750か？だけど最低にするには悪いことしすぎてるから1500？」
さすがに脅しだけどこれは。300がギりかな。300いけないかな。俺が。

「ゆるじて！ごめんなさい！お願い！」
「...じゃあその分何する？」
「えっ！えっと、スマホ渡すっ」
「何日間」
「えぇ...3日」
「言ったからな？3日間スマホ触んな。触ってるとこ見たら750な。だいぶおまけしてんぞ？」
「はいっごめんなさい！ありがと！」

めちゃくちゃ素直に膝乗ってきたから叩く。
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「ぎゃあぁぁぁ！！！あぁ！」

パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「ん！ひっく！うぅ！あ！」

呻き声をあげて耐え続けてる。偉いけど、やってることヤバすぎるからな。300は俺がキツくて結局250くらいで300ってことにして下ろした。風磨にばれてる多分。

「甘やかさない。明日学校から帰ったらリビングでお尻出して待ってなさい。」
「はい」
風磨が冷やしタオル当ててくれてるからそのまま放置して部屋入る。疲れたー。寝よ。

「おはよ」
「...おはよっございます」
めちゃくちゃ敬語なんだけど。勝利。ちょっと面白いけどそんな怖かったかな。
「なんで敬語なの？」
「いやっ別にっごめんなさい」
「はいはい。門限破りは許した。あとはサボりと勝手に電話した分な。」

泣きそうな顔して学校行った。
「兄貴、ホントに甘やかさなかったの？」
「うん。許してないもん。」
「大変だったんだから寝かすまで。何回も健人くんの部屋行かせてって言われて」
「許してほしくて？」
「そうらしいよ」

かーわいい。許さないけどかわいい。
「ただいま」
「おかえりなさっけっとくん！」
勝利、本気で真面目にリビングでお尻出して待ってる。まじか。聡もマリも風磨も3人でごはん食べてんのに。早く終わらせよ。可哀想。

「ごめん勝利。そんなに真面目に出して待ってるなんて思わなかった。もう今日終わらせよ。100な？」
「ひっく！んっ！ごめっなさい！」
さすがに真面目すぎて怖いからさっさと終わらせる。まぁ昨日の残りがかなり痛そうだけど。

「膝？手つく？」
ソファに座って聞いたら乗ってきた。
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「ぎゃあぁぁ！！！」