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勝利side
「勝利、紅茶のむ?」
ごはん食べ終わって部屋で1人で反省してたら健人くんが来てくれた。分かりやすく長居してくれるし。そういうとこある。自分でお仕置きって言っといて助けてくれるの。
そのあと風磨くんも勉強見に来てくれたからひたすら捕まえてずっと聞き続けてた。お風呂入ってすぐ部屋行こうとしたら呼び止められてジュース作ってくれるし。ほんと、こんなに愛されてるって感じること他にないと思う。
1週間毎日そうで、2人にいっぱい助けられて甘やかされて反省して頑張れた。
「うん。みんな1週間頑張ったから来月は流れ星見に行こうね。もう怒ってないし、終わり。」
ってさ。1週間の間も怒ってはなかったくせに。ただ反省してる俺らを見て自分も胸が痛かったくせに。わかりやすいよね健人くん。
「風磨くん、健人くんってなんであんな分かりやすいの?」
「ぷっ!勝利も兄貴譲りか知らないけど分かりやすいぞ。」
え?!そんなことないもん。
「聡とマリと喋んなくていいの?」
喋るし遊んでやるよいっぱい。俺ちゃんと二人に信頼されてんだから。それからは勉強以外は毎日2人と過ごしてあげた。
「明日夜流れ星見に行くから、今日は8時には寝なさい。」
えぇ...寝れないよ絶対。ベッドに入ったけど寝れない!
「勝利、寝かしつけに来たよ」
健人くんが入ってきた。
「2人はもう寝てたよ。勝利も寝るよ」
って何かと思ったらひたすら頭撫でられてお腹ポンポンされて赤ちゃんじゃないからそんなんで寝ないよ...って思ってたはずなのに結構すぐ寝た。
「さ、みんな今日は11時に山行くからね。起きときなよ?」
「兄貴、張り切りすぎて紅茶にお菓子におにぎりまで作ってるから付き合ってやって」
風磨くんが呆れながら言ってる。ふふ。いいよね。なんか。
みんなで山登って流星群見て、みんなで願った。5人がずっと一緒にいられますようにって。マリは帰りは寝ちゃって健人くんと風磨くんにおんぶされてたけど。おにぎりは、優しさでちょっとだけ食べてあげた。
「中々な光景だったよ?昨日の夜」
「え?」
「兄貴が勝利のこと撫でながら寝かしつけてんの。顔がきれいだからなんとか持ってたけど。」
そう言われて一気に恥ずかしくなった。そういえば!そんなことされてた!
「動画見る?」
風磨くんに見せられて見たけど!気持ち悪いわ!
「消してよ」
「消さないよ。こんなお宝映像」
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作者名:ゆう | 作成日時:2022年2月1日 14時