検索窓
今日:30 hit、昨日:15 hit、合計:40,225 hit

ページ20

勝利side

勝手にマリと聡の気持ちが嬉しくて、俺も5人一緒に居たいって思って、マリの願い叶えてあげたくて3人で行った。

だけど、ダメだった。健人くんたちに話したら多分理解してくれて一緒に行くなりなんなりやってくれること分かってたのに、3人だけで俺が頑張んなきゃってのが多分ちょっと嬉しくて、舞い上がってた。

バレて、ビンタされて痛いし怖いけど何も言えなくて風磨くんに寝かされて寝るしかなかったし。朝起きてもまだほっぺがじんじんして、下おりたら2人の姿が見えてまた泣きそうになったけど堪えて学校行った。

聡とマリにLINEしようかと思ったけど、やめた。多分2人もわかってる。今までで一番ダメなことしたって。授業は眠いし、昨日のことばっか考えて1日上の空だった。

「ただいま」
「おかえり。スマホ置いて自分の部屋で正座してろ」
風磨くんに帰るなりすぐ言われてスマホ渡して大人しく正座してた。しばらくしたら部屋のドアが開いて飲み物持って入ってきてくれた。

「飲んでいいよ。わかってると思うけど、兄貴帰ってくるまでそのまま。覚悟した方がいい。」
「うん。ごめんなさい」

覚悟はできてる。どんだけ厳しくされても、絶対許してもらえるまで耐えて謝ろうって思ってる。特に下2人を連れてったから1番厳しくされるだろうし。

しばらくそのまま正座してたら聡とマリが帰ってきた声が聞こえる。2人も部屋で正座っぽい。俺のせいだ。俺がちゃんと止めればよかった。

1時間くらい待ってたら、健人くんだと思う。2階に上がってくる足音が聞こえる。ドアが開く。
「勝利、リビング降りて」
そう言われて降りたら2人ももういた。

「正座はきついなら普通に座っていい。」
って言われたけど、なんか正座崩せなくてそのまま座ってた。2人は崩してたけど。

「何しようと思って外出たの?」
「...っ流星群見たくて」
「昨日だったらしいね。なんか願い事あったの?」
健人くんが冷静に淡々と聞いてくる。
「5人でずっといれますようにって」

「そっか。なんで3人で行ったの?」
聡が説明してくれて、俺が出てきたところで健人くんの目が鋭くなった。
「勝利、なんで止めなかった」
「わかっない。好奇心で」

「そう。深夜に外出て何かあっても俺らは守れない。事故や事件に巻き込まれて、もう一生5人でいられなくなるかもしれない。お前らがいないってわかった時俺、心臓止まるかと思ったよ。」

「お前らがいないと俺は生きてけないんだ。」

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
設定タグ:お仕置き , SexyZone , セクゾ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆう | 作成日時:2022年2月1日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。