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マリウスside
学校で4人でいつも遊んでるんだけど、制服のバレないところを切り合う遊びをみんなでしてた。みんなバレないように裏地とかだったんだ。
だけど、友達の1人がなんかもう切るとこないから今度は見えるとこ切って上手く誤魔化す遊びしよって。それで気抜いてたら体育終わったあと切られてたの。
それで家帰ってこっそり針と糸ほとんど使ったことないけど縫ってみたら上手くできた。なのに朝ばれて勝利の古い制服着せられて、しかも歩いてたら風磨くんが車で追いかけてくるし。
もしかして怒られるかな。遊びのつもりだったんだけど...。
「ただいまー」
「マリ、俺の部屋おいで」
え?!なんで健人くんいるの?!そう思ったけどすぐに健人くんに腕引かれて健人くんの部屋。
「聞きたいことが2つある。1つ目、学校で友達との関係の中で嫌な思いしたことはない?」
「喧嘩はするけどないよ?すぐ仲直りするし」
「2つ目、制服を切り合う遊びしてる?」
「...してる」
そう言った瞬間ぎゅーーって抱き締められた。
「よかったぁ!マリ!心配したんだから。もう。」
風磨くんも頭撫でてくれてる。え?怒られない!やったぁ!
「よし、じゃあマリ、こっからはお説教だから正座しなさい」
えっ。やっぱ怒られるんだ。あわてて正座する。
「あのね、これ、マリが入学する時に聡のお下がりがいいって言うから聡のお下がりにしたんでしょ?」
「うん」
「でももう着れないの。マリがそういう遊びしたからだよ。で、問題なのはうちは兄弟が多いから着れなくなったらもう一着あるからまだまし。他に一緒にやってた友達は?」
「...一人っ子」
「そしたら、その子のお母さんはその子のためにもう1着買わなきゃいけないの。高いの。マリのお小遣い1年分以上。」
えっそんなにするんだ。
「マリ、これは絶対にダメなことだよ。物を大事にできないの俺すごい悲しいよ。」
「ごめっなさい」
「お仕置き、厳しくする。でもその前に一緒にやった友達の名前教えて?」
そう言われたから3人名前を教える。お仕置き...やだぁ。
「風磨、ちょっと2人で待ってて。」
健人くんが出ていって風磨くんと2人。
「今日は今までで一番厳しいと思う。頑張るんだよ。」
「...ひっく!やだぁ!」
「そんだけやったことが悪いんだ。人に迷惑かけてるし、物も大事にしないし、聡がお下がりにしていいよって言ってくれた気持ちも踏みにじってる」
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作者名:ゆう | 作成日時:2022年2月1日 14時