5にん 15

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健人side

ちょっと考えないとなって思って。風磨含めて、お金足りないってなることが多すぎる。使い方考えて欲しいし、足りない時の救済措置しないと毎回変なことされてたら困る。

そししたらその夜、聡が部屋に来た。
「健人くん...」
「ん。聞くよ。何？」
「お金、助けて」

「お小遣い帳もって来た？」
「...ごめんなさい」
「だろうね。そもそももう捨てた？」
「うん」

仕方ないか。今までお小遣い帳は一応つけるようには言ってるけど、やってないだろうなとは思ってた。勝利たちにも渡さないとだな。

「ん。ノートに書きな。レシートそのまま貼ったりして好きにやればいいから。何にいくら使ったかわかればいい」
「ぅん」
「3000円欲しいんだよね？」
「2000円でいい」

「そ？なら20回ね。机に手ついて」
すぐ着いたから叩く。さっきのがまだ赤いからな。痛そうだわ。
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「うっ！くぅぅ！」

「よし。明日からちゃんとつけてね。はい」
財布から3500円出して渡してあげる。
「え...」
「まだ渡してないでしょ？昼ご飯代」
「あぁ。ありがと」

友だちとのご飯代はお小遣いに含まないことにしてる。俺にちゃんと行く前に誰とどこに行くか言ってきたらお金渡す。言わなかったらもちろんなし。後になっての請求はなし。

「うん。明日は楽しんどいでね」
聡が部屋戻ったからノート3冊もって部屋出る。まず勝利からだな。部屋入ったらめっちゃお金数えてる
「勝利、お小遣い帳これ使いな」
「あ！うん」
「お前はまず友だちと遊ぶ時に俺に言えば、お金だいぶ減らないぞ」

分かったって煙たそうに言われたから、マリの部屋...うまい棒食べてる。
「マーリー何食べてんの！」
びくぅっ！てして焦って落としてるし。
「ちがっ！お小遣いで買った...」

「まぁ夜ごはん食べれるなら今日だけ！見逃すけど。買ったもん全部見せなさい」
袋広げて見せてくれたけど、お菓子しかない
「預かる。食べたい時に言いに来なさい。基本的にはお菓子は俺らから渡すやつだけ」

「えぇ...お小遣いなのにぃ！」
「管理できるならいいよ？毎日ご飯残さずに全部食べれるならいい。その代わり残したらお腹スッキリさせるために浣腸するよ」
「！！健人くんが持ってていぃ」

マリにもお小遣い帳のやり方説明して、風磨はいらないだろうけど一応お金ちゃんとしろよって渡しといた。

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