5にん 15

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健人side

だってだって！謝りたくないもん！〇〇くんが悪いんだもん！僕悪くないもん！
「健人くん...ごめんね」
「いいよ」

「〇〇くん偉いねぇ！ごめんなさいできたね！」
「1年生だもんっ」
「健人くんもできるかな？」
「ふぇっ！ぐすん！」
謝りたくっないぃ！やだあぁぁぁ！！1年生だけどっ！やなのぉ！

「うーん。難しいかな。〇〇くん、明日でもいい？」
「うん！健人くん、また明日ね！」
「うわあぁぁぁん！」
「〇〇さん、すみませんでした。しっかり叱っておきます」

〇〇くんとお母さんが帰っちゃって、先生とお父さんと3人...ふーまはいるけど！
「うあぁぁん！」
「一旦時間置こうか。明日お話ししようね。〇〇くんとお友達でいたいなら謝ろうね」
「すみません。家で話します」
「いえ、私の力量がなくてすみません。せっかくの入学式なのにご迷惑お掛けして」

「健人くん、また明日ね。小学校頑張ろうね」
優しく先生が笑ってくれて、お父さんに手引かれて家に帰った。
「健人、和室行きなさい」
あ...怒られるっ！
「やだあぁぁぁぁぁ！」
「和室行きなさい！小学生になったらお尻ペンするってずっと言ってきたよね？する。早く行きなさい」
「やあぁぁぁ！じないぃぃ！」

やだやだ言ってたら、ふーまがお昼寝しだして、お父さんに腕引かれて連れてかれた。
「正座しなさい」
「ひっく！おこっない！」
「怒る。正座」
膝曲げられて座らされる。だってこの姿勢の時怒るもん！

「健人、目を見なさい」
頭持たれて目合わせられるっ！怖いぃ！怒ってるぅ！
「ひっく！ひっくぅ！ひっく！」
「人の肩押していいの？」
「ひっく！だめっ！！ひっく！」
「分かってんだろ？なんで謝れなかった」

「ぐずっ！ふうっっうっうっ！ひっくぅ！」
「ダメなことして、〇〇くんが痛がってたのになんで謝らなかった」
「ふうぅぅっ！」
「目を合わせる！逸らすな！」
「ひっく！ぐずっ！だっでっ！やだっだっ！」

「謝りたくなかっただけだろ？向こうは謝ったんだ。お前も悪いことしたんだから謝りなさい！」
「ひっくぅっ！うっ！」
「謝れない子はお父さん嫌いだよ」
「やだあぁぁっ！嫌いじゃないぃぃ！」

「嫌い。ちゃんと謝れるの？」
「うわあぁぁぁん！！あやっまるうぅぅっ！」
「よし。じゃあもう人のこと押したり、謝れなかったりしないようにお尻ペンするよ」
「じないぃぃぃ！」

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