5にん 15

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勝利side

耐えて、耐えて、耐えて、後悔して反省して二度としないって誓って。毎朝砂時計見て、あと2日！1日！って頑張ってるのと同時に、お灸が近づいてるのが怖くてたまらなかった。

お尻はもう酷いことになってて、学校でももはや座れなくてふっかふかのクッション置いても、それでも痛いくらい。ほとんど浮かして座ってた。

レポートも、絶対これ、お尻に挟まれるやつなんだろうなって思って憂鬱になりながらまとめたら、本当にそうだった。細い棒でお尻の穴叩かれて馬鹿みたいにじんじんした。

初めて使われた道具も多くて、全部泣き叫んで痛すぎて、これより痛い道具がまだあるって辛くなった。

いよいよ最後、手足を縛られて入れられてお灸って単語に一気に怖くなって号泣してたら、抱き上げてお風呂場連れてかれて、動けないようにされた。

健人くんが泣きそうな顔で言う。
「タバコの2回目に俺もされた。聡の時とは違う。お前は小さい子に火傷を負わせたんだ。本当に穴にする」

お尻が突き出る姿勢で動けないようにされてるから、なんの抵抗もできなくて、健人くんの指がグーって本当に穴に押し当てられてるの感じて泣くことしかできなかった。

「許さないって言えないよ俺は。許すよ。許す。だから最後、頑張ろう」
固定されて動けない俺を風磨くんが抱き締めて、健人くんが震える声で言ってくる。...怖い！

ライターの音がして...
「うあぁぁぁぁぁ」
「勝利！すぐ終わる！すぐだから！」
「あぁぁぁぁ！！！」

どうにもならない痛みで叫んでたら、目の前が真っ暗になった。
「り！勝利！」
何回も体揺らされて、お尻のあまりの痛さに飛び上がりながら目を覚ました。

「勝利！頑張った！もういい！許した！頑張った！」
健人くんが泣きながら抱き締めてくれて、そのまま抱っこされた。久し振りに抱っこされて、しがみついてずっと泣いてた。

お尻が脈打つみたいに痛い。お尻の穴が、涙に合わせてひくつくたびに悲鳴あげそうになる。
「勝利っ勝利！ごめん！ご飯の時にスマホ持ったくらいでっ厳しく言いすぎた！大人げなく朝も無視してごめん！」

健人くんがこんな風に泣きながら言ってくることなんてなかった。ずっと冷やしタオルが当てられてる。抱っこされて下降りたら、みんながめちゃくちゃ心配した顔で駆け寄ってきた。

待って！俺、お尻丸出し！焦って隠そうとしたら健人くんがさっとタオルかけてくれた。
「勝利！」
「しょり！」

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