5にん 14

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風磨side

すんごいもん宣告されてんな。てか俺も5分...。仕方ないか。兄貴がひたすら厳しく平手落としてる。あぁ。もう腫れ上がってるし、号泣も号泣だわ。呻いてるし。

「はぁぁっ！はぁっ！」
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「はぁっっ！はぁぁぁっ！はぁっ！」
あ...ヤバイかも。砂時計見たらもう落ちきるしちょうどいいか。

「兄貴ストップ！過呼吸なるわ！」
聡のお尻に手置いて兄貴止めさせて、一旦起こす。長い時間泣かされ過ぎたな。
「聡、ゆっくり呼吸しようか」
「はっはぁっ！はっ！」
「風磨、紙袋」

渡してくれたから口に当てて背中さする。
「吸ってぇ...吐いてぇ...そうそう」
「はぁぁっ！ふぅぅぅっ！」
しばらくして落ち着いてきたとこで、兄貴の方見る。どうすんのかな。

「聡、落ち着いた？」
「ひっく！んっ！」
もう既にお尻腫れすぎてて痛々しいし。顔はぐちゃぐちゃだし。
「...今日続けるか、明日にするか」

まだまだ冷たい声で兄貴が言ってる。
「ひっくぅ！」
「決めろ」
「ひぐぅっ！できっるどごまでっ」

「今日やるんだな？」
「ひぐっ！んっ」
俺の膝乗ってきた。早く許されたくてたまんないのと、1日おいたら逆に辛いのとって感じだな。

「風磨」
兄貴が見えるように砂時計ひっくり返したから始める。
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「うっ！いぁぁぁっ！」

パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「ひっぐぅ！！ごべっなざっっ！」

5分は泣いてたけど無事終わって、次なんだっけ...
「ヘアブラシ取ってこい」
あーマジかぁ。行けるかな自分で。膝から下ろして上げたら泣きながらお尻さすって、とぼとぼリビング出ていった。そしたら、一瞬で戻ってきた。

手にヘアブラシ持ってるし？どこから持ってきたの？兄貴よりましだと思って俺に渡してくるけど、それはいやだぁ...この赤黒いお尻にヘアブラシしたくない。

「聡、俺」
兄貴が言い放った。
「ひぐぅっ！んんっ！ぐずっ！」
なんとか渡せたら、もう力入んないからかソファにうつ伏せにさせられてる。

バチィィィン！
「うあぁぁぁぁ？！！！」
...意識あるか？不安になって聡の顔触ったらびくってしてる。

「兄貴、明日にしよ」
「だな」
「2階運ぶわ」
兄貴がうなずいたの確認して、抱き上げる。

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