・ ページ14
トッポ「じゃあっ！それでええよっ！ジョニーがジョニーの味方になられへんのやったら、俺がジョニーの味方になるから！ジョニーがいっつも、俺に頑張ったねとか言うてくれてるみたいに、ジョニー頑張ったねって言うたげるから！だから、疲れた時は疲れたって言って！」
マック「お前は、ターゲットに嘘つかなあかんし、その分自分を押し殺すことが上手やねん。でも、お前思ってる以上に器用やないから、俺らの前でも時々自分を殺して笑ってる。頭使って、人から話聞き出したり、騙してカラダに聞くのも、思ってる以上にお前を削ってるんちゃうか？自分を騙すのも上手やから俺らは中々気づけへんけど、気づきたいねんで。」
ジャッキー「そうやで、ジョニー。俺は…俺は、お前が大切やから。お前がいっつもさりげなく肩貸してくれてるみたいに、俺もお前のしんどい時に気づきたい。もっと、俺によりかかってや。俺の肩は、頼りないか？」
みんなの言葉は、俺の心にそっと触れるようだった。暖かくて、優しくて。
ジョニー「…ふはっ…ありがとう、みんな。」
俺は笑ってた。笑いながら泣いてた。
トッポが俺の腕を掴んで言った。
トッポ「わかったんやったら休むの！ほーら、泣かんでええから！…いや、泣いてもええけど…うーん、なんでもええかぁ！ほら行くで！俺のアロマ試してや！」
ジョニー「あーわかったわかった！そんな引っ張らんといて！」
腕を引かれるままに、ドアに向かって歩き出した。部屋を出る前に振り向いて、少し大きな声で言った。
ジョニー「アーセナル、今朝はゴメンな！あと、ありがとう。」
既に背中を向けていたアーセナルは、何も言わずに片手をあげて見せた。
階段をくだりながら、トッポがにこにこして呟いた。
トッポ「よかったな〜ジョニ〜」
ジョニー「うん、よかった。トッポもありがとう。」
トッポ「いや俺やなくて、ジャッキーにあんなん言って貰えてよかったな〜って」
ジョニー「っ、いやっ、別にジャッキー以外の言葉も嬉しかったしっ…」
トッポ「いやでもさぁ、1番1緒におるねんから、ジャッキー改めてあんなことなっかなかいわへんで〜」
ちょっと見透かされたような気がして、少し顔が熱くなった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エース「にしてもジャッキー、お前珍しくいい仕事したな」(ニヤニヤ)
ジャッキー「？なにがや？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らむ倉 | 作成日時：2020年8月31日 17時
