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【お疲れ、今から向かうね】
【うん】
サクッとSHUTAにLINEを送って、イヤホンで曲を聴きながらケータイに入れた歌詞を合わせて頭の中で再生する
夏の終わりにピッタリの曲が出来上がりそうで
SHUTAと合わせてみるのがめちゃくちゃ楽しみだと思った
目を瞑って集中してたら肩をポンポンッと叩かれてハッとした。
視線を向ければもうSHUTAのマンションのエントランスに着いていて扉を開いてくれていた伊藤ちゃんと目が合った。
「あ、ごめん。集中してたらあっという間だった。笑」
〈いえいえ、今年もお二人の曲が聴けると思うとわくわくします!...しかもね、今年は去年とは違うじゃないですかぁ♪〉
ん?なにが??
...あ。わたしの心に倫也さんが居るじゃない♪って事?笑
「...まぁ〜違うかな。笑」
〈いいなぁ〜、まさかrtzuさんに先越されるなんてなぁ。笑〉
「伊藤ちゃん?まさかじゃないから♪」
そう言って笑って
なんだかんだわたしが恋をするという事を容認してくれる社長や伊藤ちゃんに感謝だなぁなんて思ったりして
わたしは今以上にいいものを作ってお返ししていきたいなとも思った...
「SHUTA〜来たよ〜。」
リビングへの扉を開いて言ったもののシーーーーーーンとしてて、またなんか作業してんのかな。なんて思ってソファーに座ってたら、数分して奥の扉がカチャッと開いて、のそのそとSHUTAが半目みたいな顔で出てきた。
「寝てたの?」
〔ううん。寝てない。〕
「いや、半目だけど。」
〔だから寝てない。〕
「...え?寝てないってずっとってこと?」
〔うん。〕
「なんで?そんな今忙しいの?」
〔珍しく苦戦中。〕
「そうなの?」
〔うん。〕
「え、じゃああたし今日じゃなくてもいいよ?そんな時間ないなら寝る?」
〔...一緒に寝るか〕
「ん〜別にいいけど1時間位なら。」
〔...いいのかよ..〕
ボソッと言ったSHUTAの声がよく聞き取れない
「ん?なんだって?」
〔なんでもない。A歌詞見せて。〕
なんだよっ!結局寝ないんかぃ!笑
なんかSHUTA疲れてんなぁ...
でもSHUTAは求められるものが多いから大変だよね...
それでもなんだかんだやり遂げるから
やっぱすごいよなぁ...
「はい、どうぞ。」
ケータイに入れた歌詞を手渡すとソファーに深くもたれて目を通すSHUTA。
時折目を瞑ってイメージを膨らますように軽く頭を上下させてから
〔いいね。〕
って言った顔が少し曇って見えた...
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RJS(プロフ) - あきらさん» あきらさん☆コメント下さりとっても嬉しいです!わたしも皆様のお気持ち考えたらどうなのかなぁと悩みましたが前向きな意見が頂けて本当に嬉しく思います!せっかく皆様と繋がれた場なので大切にしていきたいです。なのでこれからも是非、宜しくお願いします!! (2023年3月26日 14時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - ゆんさん» ゆんさん☆いえいえ、むしろこのタイミングでコメント下さった事にとっても感謝してます!わたしは書き続けたいと思ってますがどうすべきなんだろう...と悩んでましたT^T読みたいと思って下さる方も居るんだととっても勇気もらいました☆本当にありがとうございました! (2023年3月26日 14時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - このお話は素敵なので是非続いて欲しいです!でもどうされるんだろう..の方が強くてコメント出来ませんでしたが、更新ありがとうございます。ひとつの物語として応援しております! (2023年3月26日 13時) (レス) @page42 id: 05facd4420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - こんなタイミングで初コメント失礼します。このお話が大好きなので、現世はおいといてお話が続くといいなと思ってます。 (2023年3月25日 13時) (レス) id: e23f47c4dc (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - あおさん» あおさん☆コメントありがとうございます♡素敵と思って頂けて本当に嬉しいですっ!のろま更新で申し訳ありませんがこれからも是非宜しくお願いします!! (2023年2月16日 14時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RJS | 作成日時:2023年2月6日 9時