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ナニナニナニナニ？！？！？
伊藤ちゃんに言われて【碧】に向かって歩き出したわたしはまさかの中村さんからの突然の呼び出しにパニックになっていて頭の中でいろんな状況を想像した...
なんか落とし物でもした？わたし...
何か約束とかしてたっけ...いやしてないよな...
もしかして今更ダメ出し...とか
それかまさかのまさか告白！？
...いや呼び出して告白って...いくつだよ。
そんな盛り沢山の考察を頭の中で展開しているうちに【碧】の手前の曲がり角に着いてしまった...
ふぅー.....
小さく深呼吸してから胸を二回ポンポンと叩いて
一歩踏み出した。
角から少し頭を出してベンチを確認すると
【倫也さん】の格好のままの中村さんがベンチに座ってタバコを咥えてて...
この光景ももう見納めか...
なんて思ったらまたチクッと胸が痛んで
もう少しこのまま...
そう思っていたら目線がこちらに向いてパチっと目が合ってしまった！
目が合った中村さんは何も言わずにニコッと微笑んで、おいでおいでと手振りでわたしを呼んだ
そんな小さな仕草にときめくわたしは
嬉しさをいつも通り隠しながら、さも普通にゆっくり近づいて「お疲れ様です。」そう言った。
『ん〜おつかれ〜。』
「まだ着替えてなかったんですね。」
『ん〜着替えようと思ったんだけど思い出したことがあって。座って。』
「...思い出したこと？」
なんのこっちゃ？
と、頭の中でハテナハテナなわたしはきょとんとしながら少し距離をあけて隣に座った
『ほい。』
わたしと中村さんが座っている間のスペースに片手で持てるサイズの白い箱をポンッと置いた。
「これは？？」
『プレゼント。』
「...え？」
思ってもみなかった言葉にわたしは固まって、だけど
「あの...すいません。わたし何もなくて...。そうですよね、はぁ...全然気が使えなくてごめんなさい。」
気の使えない自分にグーパンだわ...
何か用意するべきだった...
心の中で頭を掻きむしりまくった...
『あはは、いや、そうゆうんじゃないから。なんもいらないよ。』
動揺しまくるわたしにびっくりしたような表情で見る中村さんは『開けたらわかるよ。』と笑っていて
申し訳なさと嬉しさの狭間で揺れ動く心のまま、片手でその箱を手にとった。
振ったらなんかカラカラ音がしてて
箱の蓋をゆっくり開くと
涼しげなガラス細工の中で2匹のイルカが幸せそうに寄り添っていた...
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RJS(プロフ) - naaaaさん» naaaaさん☆コメントありがとうございます！楽しみのひとつと言ってもらえるなんて、最高に嬉しいです。ゆっくりですが長くお付き合い頂ければ嬉しいです。やる気もらえました！ありがとうございます☆☆☆ (2022年4月26日 19時) (
レス) @page9 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
naaaa(プロフ) - すごく面白いです！最近の楽しみの一つになってます。更新頑張ってください！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: ab66cc7dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年4月19日 19時
