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『...どうだったの？』
「ん〜、楽しかったよ？」
『...またやんの？』
「....今のとこは...やらないかな。」
『評価、高いんじゃねぇの？』
「.....私は...素人だから。」
わたしの顔から視線を外さないSHUTAは
少しだけ間をあけて『...そっか。』って言った。
次の言葉を待ってるみたいになんにも言わないSHUTA。
まるでわたしがその続きを話したいって
打ち明けたいんだってわかってるみたいに
前を向いてビールを口に運んだ...
「......好きにね...なっちゃったんだよね...。
..自分でもしょーもないのはわかってるの...
最初はドラマの中に居るからだって、自分の勘違いだって...思って...
思ってたんだけど
終わっても...ずっと消えないの。
ほんとバカだよね...なんか、役の中で両思いだったから...なんか全部勘違いしちゃって錯覚起こして...
いい評価貰えたのも...あれは...演技じゃないからで
...倫也さんが居なかったら...って思ったら
今回以上の演技が出来るとは思えないの...
......でも終わってみて気づいたんだよね..
倫也さんは本当にプロの俳優さんで
こんな気持ちを引きずってるわたしはただの素人だなって...
...ほんと...しょーもな。...あたし。」
初めて心の内を人に打ち明けて
なんかこう
もっと込み上げるものがあったりとかするのかと思ったけど
涙なんて1ミリも出なくて
こんなプロ意識が欠落してる自分にため息が出た。
『しょーもな。』
「...あはは。知ってる。」
『...Aがどう思うかは勝手だけどさ。』
「...うん。」
『しょーもなくてよくね？俺はそれでも好きだけど。』
「....ねぇ、泣かそうとしてる？」
『...俺は..ただ
腹減った。』
真剣な真顔。笑
...マジで今ちょっと感動してたんだけど
わたしの演技。それでも好きだなんて言ってくれるなんて思わなかったから...
まぁでも
本心なのか早く話終わらせる為に言ったのかは謎だけど
話させてくれて心が軽くなったのは事実だし
なんかちょっとスッキリした！
だから本当だったらグーパン食らわせたいとこだけど我慢した。笑
「言ったね、わたしまじですごい頼むからね。ケータイどこ？早く持ってきて！」
空になった缶ビールをSHUTAの胸に押しつけて「ついでにビールも持ってきて。」と言うと『んー。』ってなんだかんだで部屋へ戻ってくれるSHUTAの背中を見て
「ありがとね。」って心で呟いた...
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RJS(プロフ) - naaaaさん» naaaaさん☆コメントありがとうございます！楽しみのひとつと言ってもらえるなんて、最高に嬉しいです。ゆっくりですが長くお付き合い頂ければ嬉しいです。やる気もらえました！ありがとうございます☆☆☆ (2022年4月26日 19時) (
レス) @page9 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
naaaa(プロフ) - すごく面白いです！最近の楽しみの一つになってます。更新頑張ってください！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: ab66cc7dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年4月19日 19時
