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『.....こんばんは。SHUTAです...。』
ギャーーーーーーーー！！！
悲鳴にも似たような歓声でボソボソ喋るSHUTAの声が一瞬にしてかき消された。
またも耳キーーーンになったわたしは耳を軽く塞ぎながら、こんな状態で微動だにしないSHUTAに目を疑った。笑
でもさすがSHUTAのファンの皆様。
あのボソボソ喋りを聞き逃すまいとあっという間にシーンと静まり返った。
『...今日はこのイベントに参加させて頂いて...ありがとうございます。
...少しでもいい時間にしたくて...色々考えて...
この場で..やりたい事が浮かびました。
...でも...このやりたい事は友人の助けが必要で...
...そいつ忙しいやつなんで...一応ダメ元で連絡してみたら
...二つ返事でOKしてくれました。
...だから...やりたい事...実現できそうです...。』
会場がざわざわと騒めき出した...
『...今..ドラマから出てきたみたいな格好ですぐそこに居るから...呼んでもいいですか？』
SHUTAが言ってこちらに首を向けた。
すると、会場からはさっきよりも断然大きなざわつきが聞こえて、わたしがここに居ると察した会場内の人達から〈rtzu〜！！！〉という声が聞こえる。
SHUTAの大切なステージ
しっかりとやり遂げないと。
こちらを向いているSHUTAに向かって一度コクッと頷いた。
『...来てくれてありがとう。...rtzu！！！』
少しだけ声を張ったSHUTAの紹介で再度割れるような歓声が会場中に響いてスポットライトがこちらにバチっと向けられた。
一歩前に出てステージから会場の方へ一礼
スポットライトが眩しくてなんにも見えないけど
SHUTAの方を向くといつもとおんなじ
通常営業のSHUTAが居て
言われた通り隣まで行くと、まるで役目を終えたようになにも言わないSHUTAはわたしに『なんか話せよ。』の視線だけを送ってきた。笑
「...こんばんは、皆さん初めまして...rtzuです。」
前を向いてマイクから声を届けて
やっと会場に居る人達の顔が目に入ってきた...
あたたかい拍手
わたしの名前を呼んでくれる声
涙を流して喜んでくれてる人も居る
その期待に満ちた視線を自分の目に映して
この場に呼んでくれたSHUTAへの感謝の気持ちが急にぶわっと溢れて胸がいっぱいになった...
「...今年の夏の最高の思い出にしましょう。」
そう言ってSHUTAを見ると小さく頷いて
SHUTAの前からはマイクスタンドが運ばれて
ふたりでピアノの前奏が流れるのを静かに待った...
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RJS(プロフ) - naaaaさん» naaaaさん☆コメントありがとうございます！楽しみのひとつと言ってもらえるなんて、最高に嬉しいです。ゆっくりですが長くお付き合い頂ければ嬉しいです。やる気もらえました！ありがとうございます☆☆☆ (2022年4月26日 19時) (
レス) @page9 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
naaaa(プロフ) - すごく面白いです！最近の楽しみの一つになってます。更新頑張ってください！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: ab66cc7dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年4月19日 19時
