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タクシーの中
スヤスヤと眠るマナを肩に乗せて
頭の中では何度も倫也さんの『またね、Aちゃん。』が再生されていて
やっぱりドラマから抜けきれてない自分はAちゃんと呼ばれるとしっくりきて...
しっくり...
？！？！！
え。もしかしてわたしのこと呼んでくれたの？！
いや待って待って！
確かにそう呼んでほしいって言ったのはわたしだけど！
でも今日も打ち上げでもゲーム中もみんなでいる時ずっとりっつぁんって...
みんなでいる...時...だから？
あの場にはわたしと倫也さんと泥酔ドリームのマナだけだった...から？
じゃあ...あれは本当に本当にわたしの名前...呼んでくれたってことー！？
覚えててくれたんだ....
急に心臓がバクバクして
嬉しすぎてひとりでニヤニヤして
絶対やばいやつになってたと思う...笑
今にでもマナを起こして色々ぶちまけたい！！
こんな状態のマナを起こすのは至難の業だとわかってるからさすがに起こしたりはしないけど。
少しして到着したマナのマンション
しっかりマナを抱えてエレベーターに乗り込み部屋のカードキーを差し込み中に入ってベッドへと運んでわたしの任務完了！
この一連の流れも数十回こなせば慣れたもので
マナんちの冷蔵庫から炭酸水を勝手に飲むのもルーティーン化していた。
はぁ〜本当楽しかったなぁ...
終わっちゃったの寂し過ぎる
みんなまだ飲んでるのかな...
気になっちゃってしょうがないわたしはショルダーからケータイを取り出してみる。
うんともすんともいわないケータイ
もぉー。内藤さん！早くグループライン作れよぉ〜！
こっちはもうそこしか繋がりないんだからぁ！
しかも今もきっと倫也さんとカラオケ...
いいないいな！ズルすぎる！
わたしだって倫也さんの歌聴きたかったぁ。
何歌うんだろ...
え。絶対今度内藤さんに会ったら動画とか見せてもらお。
そしてうんともすんとも言わないケータイ...
はぁ。...帰ろ。
なんだか今になって重くなってきた頭
再度タクシーを呼んでマナのマンション下から乗り込んだ。
あと数日ある休暇
わたしはなにをして過ごせばいいんだろう
結局考えることは夏が始まってから今日までのことで
わたしが息を吹き返すのはきっと11月なんだろうなっていうのは自分でもわかっていた...
そして望みの一筋の光
そう！内藤’sグループライン
その通知が来ることをひたすら願うのである...
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RJS(プロフ) - naaaaさん» naaaaさん☆コメントありがとうございます！楽しみのひとつと言ってもらえるなんて、最高に嬉しいです。ゆっくりですが長くお付き合い頂ければ嬉しいです。やる気もらえました！ありがとうございます☆☆☆ (2022年4月26日 19時) (
レス) @page9 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
naaaa(プロフ) - すごく面白いです！最近の楽しみの一つになってます。更新頑張ってください！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: ab66cc7dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年4月19日 19時
