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伊藤ちゃんに聞かれた時も
倫也さんに聞かれている今も
わたしの気持ちは同じで
わたしがこの演技というものに向き合うにはまだまだ相当な時間を要するってことは自分自身がいちばんわかっていた...
ありがたいことに演技の評価を高くもらって
ドラマもびっくりするほどヒットして
次回作への期待の声も多々耳に届いた
自分自身もこんなに楽しくてこんなに心地の良い現場はなくて
いつまでも終わりたくないと思ったのも事実
そして演じることの楽しさや奥深さも知った
だから
知ったからこそ
わたしは今、演技との距離を置かなきゃいけないって思った
だって
わたしの演技は
倫也さんが居なきゃなし得ないものばかりだったから...
この役での評価は
倫也さんが引き出してくれたものだから
他の作品を撮った自分を想像しても
きっとこの作品を超えることはできないって
今の自分では無理だって
自分自身がいちばんわかってたから...
『そっか。楽しみだねぇ。俺も頑張りまっす。』
そう言ってふにゃっとしたガッツポーズをわたしに向けた倫也さんは、んふふっと笑ってわたしの大好きな目尻の下がる笑い方をしていた...
「あ、倫也さん舞台...いつからですか？」
『11月かな。東京公演からだからそん時みんなに今日の敗北分のあれをね、あれしますよ。笑』
「...もうすぐじゃないですか。え、じゃあお稽古はもうしてるんですか？」
『そーだね。後半はずっと被ってたし今もやってるよ。』
「そうだったんですか？じゃあ同じ期間に二役ですか？」
『うん、同時期なら3役が限界かなぁ。それ以上になっちゃうと頭ごちゃごちゃしちゃうから一応3つまでならOKにしてる。』
「凄すぎ.....」
『あはは、そんなことないよ。もう今は舞台だけだからそっちのことだけ考えればいいから楽してるし。元々俺舞台が好きでさ、なんか独特の空気感がいいんだよね。生の演技をお客さんの前で出来ることなんて滅多にないでしょ？あのバチバチの緊張感の中いかにフラットでいれるか。みたいなね。とかいって最近はなんに対してもも緊張とかしなくなってきててねぇ、どうなんだろうねぇ。』
そう言ってふふっと笑う倫也さんを見て
この人は本当にこのお仕事が好きなんだな...って思って
倫也さんが好きだと言う舞台をこの目で見ることがすごく楽しみでならなくなった...
「絶対、観に行きます。」
『やだぁ〜緊張しちゃう。』
「いや、今しないって言ったし。笑」
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RJS(プロフ) - naaaaさん» naaaaさん☆コメントありがとうございます！楽しみのひとつと言ってもらえるなんて、最高に嬉しいです。ゆっくりですが長くお付き合い頂ければ嬉しいです。やる気もらえました！ありがとうございます☆☆☆ (2022年4月26日 19時) (
レス) @page9 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
naaaa(プロフ) - すごく面白いです！最近の楽しみの一つになってます。更新頑張ってください！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: ab66cc7dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年4月19日 19時
