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わたしの策略により勝ち取ったというなんともいい気分で、ひとりで祝杯を上げる為にカウンターで1杯お酒をもらおうと待っていると、
『何飲むの？』
と言って隣にはカウンターに寄りかかる倫也さんが居た。
「え。ビールです。笑」
『まだビール？！じゃあ俺もー。笑』
「いや、真似しなくていいですよ！」
『ううん、俺もビール飲みたい。』
「ならいいですけど。あれ？倫也さんトランプ参加しないの？」
『ん〜、でもさっき約束したし。』
「...約束？」
『ちょっと話しようよ。』
今日ほとんど話せてないから話そう...
さっき倫也さんが言ってくれた言葉
...覚えててくれたんだ
丁度出されたビールを手に持って、部屋の片隅のソファーに並んで座って
「『お疲れ様でした。」』
二人で乾杯した。
せっかくふたりで飲めるならもっとオシャレ〜なやつにすれば良かった...
そして倫也さんの敗北に乾杯しようとしていた自分をしっかり隠して陥れた犯人は被害者と乾杯した。笑
『どうだった？初めてのドラマ撮影は。』
「思った以上にすごく大変でした...。自分の無能さも痛感しましたし、本当に皆さんリスペクトでしかなかったです。」
『何言ってんのよ、無能なんかじゃないでしょ。』
「いや、本当倫也さんにはいちばん迷惑かけてしまったと思ってるので。」
『...俺は、すげーなこの子って思ったよ。なんだろ。表現力...っていうか気持ちの持ってき方？俺にはできないような表情とかたくさん見せてもらった。すげー勉強になりました。』笑
「そんなそんな。」
『いや本当に。視聴率が良かったのもさ、人気があるのはもちろんなんだろうけど、すげー演技が良かったからっていうのもあると思う。どうなの？演技、興味でた？』
「すごく楽しかったし、興味もすごくあります。奥が深いなぁって実感しましたし。」
『きっとオファーくるよ。すぐ。俺だったら観たいし。』
「え？観てくれるんですか！？」
『うん。俺rtzuファンだから。』
「いや嘘つけ。笑」
『本当本当！全部観るよ。』
「...本当ですか？あはは！ありがとうございます。
ん〜...あの.....本当にわたし..この半年ですごく沢山のことを学んで色んな感情を貰えて...心からこのお仕事やって良かったなって思ってます。
自分がどんな人間かも前よりもよく知れました。
だから...
わたしはわたしの世界に戻ります。
今のわたしなら
前のわたしより
もっといい歌が歌えると思うから...」
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RJS(プロフ) - naaaaさん» naaaaさん☆コメントありがとうございます！楽しみのひとつと言ってもらえるなんて、最高に嬉しいです。ゆっくりですが長くお付き合い頂ければ嬉しいです。やる気もらえました！ありがとうございます☆☆☆ (2022年4月26日 19時) (
レス) @page9 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
naaaa(プロフ) - すごく面白いです！最近の楽しみの一つになってます。更新頑張ってください！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: ab66cc7dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年4月19日 19時
