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デート...
え、デートってなに？
「え！？マナ、わたしデート誘われたんだけどっ！！」
焦ってマナの方に体を向けると、は？みたいな顔でマナがわたしを見ていた
〈いや、スケジュールにあったよね？デートシーンの撮影もうすぐじゃなかった？〉
ポカンとした感じで言ってくるマナ
「え？あ！あっそっか！そういうことね。ビックリしたー！」
〈あたしはAがどういう変換してデートに誘われたって思ったのかが謎だしビックリなんだけど！〉
「あはは...ほんとね。朝早過ぎて頭働いてないのかな。」
〈でもいいじゃん〜デートシーンの撮影わたし大好き♪ほんと楽しいよ！〉
「あはは...うん。」
撮影云々より
わたしの頭脳変換機能の故障の方が重大問題な気がして
一瞬でも舞い上がってしまった自分を穴へと葬りたい...
はぁ...ちょっと一回切り替えよ。
タイミング良く今日はこの後リリースされたコンピレーションアルバムの取材がギュッと詰まっていて、
このもやもやふわふわした気持ちを一旦端に追いやって過ごすことが出来そうだ。
本社に向かう車内ではずっとうとうとしていて
だけどずっと聴けていなかった出来上がったアルバムが聴きたくて
気をつかって無音にしてくれてた伊藤ちゃんにかけてもらうようにお願いした。
耳に聞こえてくる音や声色は素敵なものばかりで
こんな素敵なアルバムに参加できたことが幸せだなぁ...
なんて夢うつつ思ってて
そろそろ落ちる...と思った時に
【最初から知ってたみたいに...
聞き慣れた落ち着いた声が耳に届いた
【今、君の手を握ってできるだけ目を見て
こんな毎日でよかったら残りの全部まとめて君に全部あげるから.....
そうだ...そういえば聞きそびれたな...
なんだよ...めちゃめちゃいいじゃん...
気持ち...乗せるだけって言ってたもんね...
SHUTA...好きな子...いるんだ...
やっぱ...恋することって...いい事多いのかな
わたしも今歌えば......なんてね...
SHUTA.....うまくいってほしいな.....
〔お疲れ様です。rtzuさん、到着しました。〕
うっすら目を開くと事務所の駐車場に居た。
うーんと伸びをしてから車を降りてロビーへ向かう
眠さで下を向きながらエレベーターを出て視線を上げると正面のビジョンで【恋花火】の番宣映像が流れていた。
わわわっ！！
急に大画面で現れた倫也さんに
いとも簡単に気持ちは引き戻されて
眠気も吹っ飛んだ...
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RJS(プロフ) - 游歌さん☆コメントありがとうございます！読み進めていただければわかるのですがアーティストネームとして【rtzu】という名前を使っていて本名が読み手さんのお名前になるように設定してます！なのでもう少し読むとお名前で出てくると思います！宜しくお願いします☆ (2022年9月10日 10時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
游歌 - 続けてのコメントですみません｡｡｡ そしてこの主人公ちゃんは日本人の設定ではないのでしようか？ (2022年9月10日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
游歌 - こんばんは(*^^*) はじめまして｡ 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ この物語の主人公ちゃんの名前って固定なんでしょうか？ (2022年9月10日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年2月25日 18時
