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江ノ島の頂上。
気温も上がって日陰のない場所での撮影だと眩しくて目が開かない。
〈rtzuさん、もう少し目開けられますか？〉
そう言ってくるスタッフを見る目も開かない。
そんな私を見て倫也さんは『すげーわかる〜。俺も今なんも目開かない。』って笑ってて
監督もスタッフもみんな私たちを見て苦笑いしていた。笑
そして例の如く人工的な雨。
今日の雨も台風の時と同じくらい強い気がするのはわたしだけだろうか...
雨の強さで前はあんまり見えなくて
だけど、
繋がれている手はあったかくて
わたしは笑いが止まらなくて
なぜか倫也さんも笑ってて
カットがかかってもなぜか笑いが止まらなかった。
『あはは、りっつぁん犬みてぇだな。』
そう言った倫也さんは自分のタオルで子供の頭を拭くみたいにわたしの頭をガサガサっと拭いてくれた。
言わずもがなわたしは簡単にときめいてしまって
でもバレないように笑って誤魔化した。
【倫也さん】のおうちでの撮影でパスタを食べて、ゲームをして、寝落ちして。
そんな展開に本当に倫也さんのおうちなんじゃないかと勘違いしてしまう。
『このゲームやったことあったの？』
家着の衣装の倫也さんに話かけられて、まるでプライベートを覗いてしまったかのような気持ちになりながら、
「あ、はい、これ面白くないです？」
『うん、すげー面白かった。ちょっともっかいやろ。』
そう、誘われてセットのソファーに座ってまた対戦を始めた。
まるで子供みたいにゲームに夢中になって、『ビール飲みてぇなぁ...』なんて言っている倫也さんは本当にここが家かのように寛いでて、
「...いいですよね。こういうの。」
そう言うと、
『なにが？』
と振り向いた倫也さんに
「二人でゲームしたり一緒に料理したり飲んだり、お話したり。憧れです。」
と言うと、
『んふふ、そっか。ん〜そうだね。俺も好きかな、こういう時間。』
と優しく笑っていた。
「ですよね！」
と嬉しくて答えると、
『あとはねぇ、一緒に寝れたら最高なんだけどね。』
とケロッと答える倫也さんの言葉にものすごいスピードで膨大な妄想が膨らんで顔面が爆発しそうになった
そんなわたしを見て、『お？想像力がやっぱり大人〜。』と言う倫也さんはあぐらをかきながらからかうように笑っていたけど、
もうわたしの脳内では処理できなくて
ただただ赤くなってしまった頬を手で挟んで冷やすことくらいしかできなかった...
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RJS(プロフ) - 游歌さん☆コメントありがとうございます！読み進めていただければわかるのですがアーティストネームとして【rtzu】という名前を使っていて本名が読み手さんのお名前になるように設定してます！なのでもう少し読むとお名前で出てくると思います！宜しくお願いします☆ (2022年9月10日 10時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
游歌 - 続けてのコメントですみません｡｡｡ そしてこの主人公ちゃんは日本人の設定ではないのでしようか？ (2022年9月10日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
游歌 - こんばんは(*^^*) はじめまして｡ 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ この物語の主人公ちゃんの名前って固定なんでしょうか？ (2022年9月10日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年2月25日 18時
