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〈お昼休憩挟んでrtzuさん頂上でサクッと撮るそうです。〉
昼の撮影で余った【碧】のお食事を頂いているとスタッフさんに声をかけられた。
甘辛いみたらし団子が疲れを吸い取っていくように美味しい。
そして目線の先でスタッフさんと談笑するエプロン姿の倫也さん
「一緒にどうですか？」なんて声をかける余裕なんてないわたしは次の撮影の為にひとり早弁してる気分だ。
「夜はきっと一緒に食べれる...よね。」なんていう小さな希望を抱えたまままた少し気合いを入れ撮影に向かった。
そのまま夕方が過ぎて
夜になって
バーベキュー場での撮影が終わって
ご飯休憩があるかななんてちょっと期待して
だけど、そんな言葉は発されずそのまま撮影は続行された。
夜もだいぶ遅くなってお腹が鳴りそうになる寸前で玄関での今日最後のシーンを撮り終えた。
今日も結局撮影以外ほとんど話せなかった...
...結局最後までこんなかんじなのかなぁ...
「...はぁ。」
コーヒー片手に溜息が出た。
『大丈夫〜？疲れた？』
背中から聞こえた声にスッと気合が入る
振り向くとタバコの箱を手に持ってわたしを覗き込む倫也さんが居た。
「あ、いえ。平気です。」
『溜息。』
「あー...その〜...お腹空いちゃって。」
『うわ〜すげーわかる。腹減ったね。多分弁当あると思うけど...この時間食わない？』
「いえ、わたしいつでも食べます。」
『そっか。んじゃ、一緒に食おうか。』
え。
いっしょに.....食おうか....ぁぁぁぁぁ？！！！
「あ。はい。是非。」
『1本だけ吸うから待ってて。』
そう言ってタバコの箱をふりふりした倫也さんはふらっと歩き去って行った...
え！
え？え！え！！
やった、やったー！！！
誘ってもらった！
どうしよ...メイク崩れてないかな？？
てかさっきの自分の返事なんだよ！もっとまともな答え方しろよー！衝撃と喜びでワァーーーー！ってなってるのを隠した結果あんな【無】みたいな返答になってしまった...
戻ってきたらもう一度ちゃんと言おう
あんな感じじゃ失礼だ
そう心に決めて戻りを待つとジャリジャリと近づく足音を感じた。
『お待たせ。』と言うあなたに
満面の笑みで
「わたし、ずっと食べたかったんです。」
そう伝えて「言えたー！」と思って満足していると
少しきょとんとした倫也さんは
『そっか。そんな腹減ってたんだ。じゃあ早く食おう。』
笑っていた...
主語の大切さが身に染みた日だった...
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RJS(プロフ) - 游歌さん☆コメントありがとうございます！読み進めていただければわかるのですがアーティストネームとして【rtzu】という名前を使っていて本名が読み手さんのお名前になるように設定してます！なのでもう少し読むとお名前で出てくると思います！宜しくお願いします☆ (2022年9月10日 10時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
游歌 - 続けてのコメントですみません｡｡｡ そしてこの主人公ちゃんは日本人の設定ではないのでしようか？ (2022年9月10日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
游歌 - こんばんは(*^^*) はじめまして｡ 夜分遅くにいきなりすみません｡｡｡ この物語の主人公ちゃんの名前って固定なんでしょうか？ (2022年9月10日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年2月25日 18時
