短編２ ページ35
『はあ・・』
行くときの顔とは一辺
ズーンと
音がするのではないかと云うくらいの暗い顔
今私はあるカフェのお手洗いにいる
あの後必死に走って泣いてる自分を誰にも見られないようにした
お手洗いから出ると
丁度待ち合わせの時間になっている
悔しいけど
行かないとと思う自分がいて嫌だった
どうせ彼はあの女の子達と遊びに行っているに違いない
と自分に言い聞かせ
カフェの出来るだけ人混みの多そうな窓側の席に座る
なぜだかそこは居心地が良くて
自然と瞼が閉じていった
＿＿＿＿＿＿『ん・・ん゛』
目を開けると窓から差し込んでいた光が
茜色に変わっていて
ぼやける視界に映り込んだそれに驚愕する
『えっ！！？』
目の前にいたのは
同じようにうたた寝をしている太宰さんだった
『どうして・・ここに・・？』
寝ている様子から随分前にここに来たのだと察する
彼の蓬髪の髪の毛は先程駅で見たときよりはねていて
桜の花びらが
前髪にについていた
『怒ってる・・はずなのに・・なあ』
私の胸の奥は
温かい何かで満ちあふれて
涙がぽろりと出てきた
太宰さん
私は貴方のこと大好き
愛してます
でも
この汚い嫉妬心はどうしてくれるのですか・・？
「ん・・あれ・・？」
『・・太宰さん、おはようございます』
「！よかった・・つい寝てしまったからもう君は此処にいないかと思ってしまったよ・・」
太宰さんの顔は何処か切なげで
本当に嬉しそうだった
『あの女の人たちと遊びに行ったんじゃないのですか・・？』
突き放すような云い方をしてしまったけど仕方ない
太宰さんが悪いんだもの
「そのことかい？あの子達の誘いはきっぱり断ったよ！当たり前だろう？」
『嘘！！だってあの時・・太宰さんすごく嬉しそうだったもん！！』
「っ？！・・あれはね・・君が見えたから」
『・・え？』
予想外の答えに吃驚してしまった
どういうことだ・・？
「遠くでも分かるAの笑顔がとても可愛くて、つい微笑んでしまったのだよ・・///」
顔を下に向けて
赤い顔を隠そうとする太宰さんと
桜の花びらが妙に面白くて
私がどれほどばからしいことで嫉妬していたのかと思ってしまう
『もうっ！！太宰さんの莫迦！！私・・捨てられたのかとっおもって・・ひっく』
安心した衝動からか大粒の涙が頬を伝う
「走って行く君を呼び止めようと思ったのでけど、彼女たちが離してくれなくてね」
(字数の関係で短いけど次行きます！)
短編２，５→←500人突破記念の短編・・太宰さんが逆ナンされているのを見て嫉妬する＿＿二次元好きのＡｌｉＣｅ様リク（みろろ♪くろろ♪様ちょっと口調がつかめてない方がいるので少々お待ちください！）
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凜子(プロフ) - 幻想見る主人さん» ありがとうございます！！！・・スランプにはまったのと英検で遅れそうですが頑張ります！！ (2018年6月2日 22時) (
レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - バショーさん» ありがとうございます！！・・スランプから抜け出せるように頑張ります！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - ワァ...続きがメチャクチャ気になる...更新頑張って下さい！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 8edca21fd9 (このIDを非表示/違反報告)
バショー - 続きがきになります！無理せず頑張って下さい！ (2018年5月22日 23時) (レス) id: 36dfe0abc8 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - 結城さん» わあ！！ありがとうございます！！何分今スランプでして・・・来週には続きが書けるようにはします！！ (2018年5月20日 0時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜子 | 作成日時：2018年2月24日 10時
