44ステージ ページ25
『ごめんなさい・・ごめんなさいい！！』
「なんで・・手前が謝ンだよ・・頭上げろ・・」
中也さんが私の頭をゆっくりとなでる
私がとろくさいから
中也さんがこんなことになるんだ
土下座して謝っても足りないくらい
「Aこっちむいて？」
太宰さんが私のことを呼ぶ
「行くな・・A絶対・・行く・・な」
もう中也さんは手を上げることもままならないのか
手が強く震えている
・・震える身体が止まらなくて、
怖くて
振り向いたら何をされるのか
考えても考えても何も出てこない
「・・・」
ぐいっと
首の痛みが強くなり太宰さんと目が合った
『ひっ・・・嫌やめッ・・んむうっ！』
「ん・・っ」
『んっ・・やっやめ・・ふっ』
強引な接吻
自分の唾液と太宰さんの唾液が混ざって
吐きそうな感覚に襲われる
「なっ・・・手前Aに何しやがんだ！！」
中也さんの顔は見えない
太宰さんの黒くて嫌いな目が見えているだけ
『ん・・ッ』
「ん・・うふふ可愛いなあAは
中也にも見せてあげたいよ」
「太宰イイイイ！！！」
殺気が部屋を包み込む
ミシミシと中也さんのいるところから
亀裂が床に広がっていく
「行くよA今日はお楽しみだ(黒笑)」
腕を触られただけで鳥肌が立つ
腕を払いのけようにも男な人の力には勝てっこない
『ゲホッっ！！触らないでください・・っ』
「つれないねえ・・でも嫌だよ」
『っ・・』
接吻をされたとき喉の奥に錠剤を押し込まれた
その錠剤がなんなのか分からない以上恐怖は止まらない
ドアの近くに来たとき中也さんともう二度と会えないような気分になった
振り向くと
中也さんは壁にもたれていて
痙攣している足を必死に動かそうとしていた
涙で歪む視界ではそれが限界
中也さんが助けに来てくれたときに壊したドアをくぐる
＿＿＿その瞬間
「Aきっと助けてやる・・だからそれまで待っててくれよ・・俺の姫・・(ニコ)」
胸が締め付けられる
行きたくない
行きたくない
中也さんのそばにいたい
『絶対に来てくださいよ・・？私の王子様・・ッ』
それだけしか云えなかった
＿＿＿＿この後何をされるのか私は知らなかったから
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凜子(プロフ) - 幻想見る主人さん» ありがとうございます！！！・・スランプにはまったのと英検で遅れそうですが頑張ります！！ (2018年6月2日 22時) (
レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - バショーさん» ありがとうございます！！・・スランプから抜け出せるように頑張ります！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - ワァ...続きがメチャクチャ気になる...更新頑張って下さい！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 8edca21fd9 (このIDを非表示/違反報告)
バショー - 続きがきになります！無理せず頑張って下さい！ (2018年5月22日 23時) (レス) id: 36dfe0abc8 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - 結城さん» わあ！！ありがとうございます！！何分今スランプでして・・・来週には続きが書けるようにはします！！ (2018年5月20日 0時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜子 | 作成日時：2018年2月24日 10時
