41ステージ ページ22
愛しい人
願っていたことが現実になった
「中也が来ることは予想してたからね・・私が何も策を打ってないとでも？」
太宰さんは中也さんの方に振り返りながら云った
「ケッ・・知るかよンなもんッ！！」
一瞬だった
中也さんは太宰さんの横をすり抜け
『あっ・・？！』
私を姫抱きしている
「Aそのままじっとしてろよ・・」
そして
＿＿＿「太宰のことだ・・まだ何かあるかもしれねエ・・」
不敵に笑う太宰さんの目には未だに光は灯っていない
『太宰さん・・？』
「っああ・・・ごめんねA何だか・・」
光の灯らない目からは＜涙＞
もしかして
私が中也さんのことを好きだから？
「君も・・私の元からいなくなるのだね・・」
君も？
「おいAアイツの言葉に耳貸すンじゃねえぞ・・」
『・・・ッ泣かないでください・・』
つい口走ってしまったことに後悔する
何で私がこんなこと
云う必要があったのだろう？
「・・？君は私のことが嫌いなのだろう？
そうだったら私が泣いていても放っておけばいい」
この人が泣いているのを見ると
今までに無かった感情がわき出てきて
私が私じゃないみたい・・
「Aもう此奴のことはいい！！速く出るぞ！！！」
腕を引っ張られる
『っはい！！』
行こうとした
行こうとしたのがいけなかった
「莫ァ迦・・♡うふふ」
「ガハッ・・・？！」
目にもとまらぬ速さで中也さんの背中にナイフが刺さる
『・・・？！』
私の腕を引っ張っていた彼の手からは力が抜け
背中にあるナイフに手を掛けようともがいている
『いや・・・ちゅっ中也さん・・？いや・・そんなの・・いやあ！！！！』
「ぐっ・・糞太宰・・ッ策ってのは・・このこと・・か」
ドサリと地面に倒れた中也さんが
兄と重なって見えた
「本当に莫迦だねえ・・中也は」
太宰さんが中也さんの背中のナイフを抜き取る
「っ！！」
『中也さん！？！どうして?・・私がいけなかったの？！私が駄目だったの？！』
「A・・・落ち着け・・俺は大丈夫だから・・なァ？」
私のやつれた頬に手を添えて
涙を拭き取ろうとしてくれる中也さん
「残念だね中也・・野獣から救い出そうとした王子のなれの果てがコレとは」
＿＿＿＿「滑稽だね」
『は・・・？』
私の怒りと痛みと絶望が
自分の器を壊し始めた
＿＿＿＿
何か意味分からんな・・・
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凜子(プロフ) - 幻想見る主人さん» ありがとうございます！！！・・スランプにはまったのと英検で遅れそうですが頑張ります！！ (2018年6月2日 22時) (
レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - バショーさん» ありがとうございます！！・・スランプから抜け出せるように頑張ります！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - ワァ...続きがメチャクチャ気になる...更新頑張って下さい！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 8edca21fd9 (このIDを非表示/違反報告)
バショー - 続きがきになります！無理せず頑張って下さい！ (2018年5月22日 23時) (レス) id: 36dfe0abc8 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - 結城さん» わあ！！ありがとうございます！！何分今スランプでして・・・来週には続きが書けるようにはします！！ (2018年5月20日 0時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜子 | 作成日時：2018年2月24日 10時
