34ステージ ページ15
『ひあ・・？！』
変な声が出たけれど気にしない
拳銃
兄を殺したのと同じ物なのかもしれない
「A何故逃げるのだい？何で・・？如何して？！」
半狂乱状態
と云うのが正確かも
太宰さんの身体は小刻みに震えていて
目の焦点が合っていない
『何でッて・・？！』
ドンッ！！
発砲音
目の前のドアの方を向くと
球が当たっただろう部分が深くえぐり取られている
こんなのに当たったら
大怪我どころか＜死＞が待っていそうだ
震える身体を必死に押さえて太宰さんに背を向け走り始める
「うふふAちゃん・・仏の顔も三度までってことわざあるよねえ・・？」
後ろから身の毛もよだつように放たれる
＜殺気＞
『あっ・・！？』
躓いてこけた私
カーペットに少しよりが掛かっていたのだ
必死に手をついて逃げようと試みたもむなしく
「うふふ・・あはは・・君って本当に可愛いねえ」
頭に堅い何かの感触
『っ・・っ・？！』
心臓が動かない
呼吸が出来ない
呼吸器官全部が機能を果たさない
そんな私には
生きる資格が何のかな・・・・・・？
涙で歪み始めた世界に
兄の顔が優しく笑っているような幻想が見え始めた頃
「打つ前に一つ聞いておくよ」
頭上で聞こえた殺気を含んだ甘ったるい声
「今此処で君を打つのをやめて・・君が見たあの部屋に連れて行くのと
君のお兄ちゃんが行った場所へ行くのと
どちらがいい・・？」
『っ・・？！』
あの時と同じような選択だ
母や父と引き離したこの人のやりそうなこと
でも私には・・兄が付いている
＿＿＿＿＿＿あの部屋に連れて行かれても
私は心を無くさない
例え殺されそうになっても寸でで逃げて生き延びて
いつか
いつの日にか
元気な顔で母や父の元へ向かうんだ
『私は』
『あの部屋に行きます』
例え何をされても
心だけは
浸食されるものか
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「あいつ・・こんなところにいるのか？」
真っ暗な暗闇に
二つに光る青色の目があり
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凜子(プロフ) - 幻想見る主人さん» ありがとうございます！！！・・スランプにはまったのと英検で遅れそうですが頑張ります！！ (2018年6月2日 22時) (
レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - バショーさん» ありがとうございます！！・・スランプから抜け出せるように頑張ります！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - ワァ...続きがメチャクチャ気になる...更新頑張って下さい！ (2018年6月2日 22時) (レス) id: 8edca21fd9 (このIDを非表示/違反報告)
バショー - 続きがきになります！無理せず頑張って下さい！ (2018年5月22日 23時) (レス) id: 36dfe0abc8 (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - 結城さん» わあ！！ありがとうございます！！何分今スランプでして・・・来週には続きが書けるようにはします！！ (2018年5月20日 0時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜子 | 作成日時：2018年2月24日 10時
