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そしてまた一年が経った頃の話。私は結婚した。相手は、学者の和哉さん。双子の子供達にも恵まれた。

 フィーもいつの間にか好きな相手がいて、そして結婚していた。同い年の可愛い赤ちゃんも生まれた。私の姪にあたるその子はとってもやんちゃで、私の娘達によくちょっかいをかけていた。

「ああ、可愛い……!ミィ、リィ。ほら、ママって言ってごらん?」

「ま、まぅ、ま?」

「まぁま!」

 もう、なんて可愛らしいのかしら!仕事が苦にならない。疲れだって、この子達の笑顔を見るだけで吹き飛んでしまいそう!どれだけ辛くても、この子達の声を聞くだけで元気になれるのよ!

「お姉ちゃん、私、幸せ」

 フィーがとろけるような笑顔で、ぽつりと呟いた。たどたどしかった口調もすっかり落ち着き、年相応のレディのものになって。

「ええ、私もよ……幸せすぎて、怖いくらい!あはは、本当に怖いわ!この子達がぐずった時くらいにね!」

「もう、お姉ちゃんったら!」

 ああ、幸せだなぁ。この幸せが、ずっと続けば良いのになぁ。

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レモネイド - これは名作の気配。続きを期待。 (2019年8月23日 16時) (レス) id: a343b5b023 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミクミキ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年7月25日 18時

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