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ある図書館のカフェスペースにて。

「新たな犠牲は新しいモノを産む」

コーヒーを飲みながらショウは言葉を紡ぐ。

「ま、カンパニーの残党が動き出したし、俺もナギの捜索にかからないと」

「何故、Cまで捜索するの?」

唄はケーキを食べながら疑問を口にする。

「ん? ……ま、いいじゃないか。唄」

「よくない」

「君はわかってるだろう?どうがんばっても、世界は救われない。その目で、見たのだろう?」

女性はコクりと頷いた。
ショウは満足げに頷くとにこりと笑う。

「だったら、最後まで抗えよ。なぁ? ソロモン()?」

唄はワケわからないよと言うかのように顔をしかめた。


→→→→→→

「……!?」
リビングに入るととてつもない薔薇の臭いに顔をしかめる。血が、ポタポタと階段の上へとたどっていた。調は急いで上へと向かう。

「フィリアさん!?」
ガチャリ。思いっきり開けるとベッドの上には血まみれになったシーツとバラバラになったアタッチメントが置かれていた。

新たな、なにか嫌な予感がすると、調は不安そうな表情を浮かべていた。

→→→→→→→

空は雲一つない真っ青な大空。恐怖すら持ってしまう。嗚呼、どれだけ、抗っても結論はただ、決められた道を進むだけなのかもしれない。

ビルの屋上に立つ女性は本を開きまた、観察を始める。

────恐怖の症候群(フォボス・シンドローム)

彼らの戦いは新たな局面へと突入する。

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白雪の鴉亭(プロフ) - 終わりました! (2019年4月29日 8時) (レス) id: 033af8111d (このIDを非表示/違反報告)
白雪の鴉亭(プロフ) - 手直しします! (2019年4月29日 8時) (レス) id: 033af8111d (このIDを非表示/違反報告)
白雪の鴉亭(プロフ) - 終わりました!これにて!フォボス症候群!完結です! (2019年4月29日 8時) (レス) id: 033af8111d (このIDを非表示/違反報告)
白雪の鴉亭(プロフ) - 更新します! (2019年4月29日 7時) (レス) id: 033af8111d (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 更新しました! (2019年4月28日 21時) (レス) id: ed034718e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミクミキ x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年4月26日 13時

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