【イナズマイレブン】私はずっと疾風のような彼が好きだった。【風丸一郎太】 (ページ29)

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「マーレーマーレーマレトマレー」

尾刈斗の監督さんが何かを呟き始めました。

でもこの感じ…

微「嫌な予感がする…」

『私もです。
でも、まさか…これって…』

半「何だあれ…呪文か？」

風「来るぞ！！」

敵が五六人こっちの方へ来ます…！！

『何あれ…怖い…！！;;』

私、オバケとかそういうの嫌いなんです！！;;

微「…明鈴、落ち着いて」

『でも…！怖いです、風鈴…！！;;』

微「でも、逃げたって勝てるわけじゃないでしょ？」

『じゃあどうするんです…？;;』

恐怖で立ちすくむ私を慰めてくれる風鈴。

でも、このままじゃやられます…！！;;

微「…明鈴、僕を見てて。

…何も聞くな」

『…風鈴？』

微「奴らのあれ…見るんじゃないぞ」

『えっと…

は、はい……;』

本当に風鈴なんです…？

でもとりあえず

私は彼の言う通り、風鈴の方だけを見る。

風鈴も私の方だけを見ているみたいです。

「くらえっ！ゴーストロック！！」

松「うわっ！！なんだ！？」

円「動けない…！！」

え？

嘘…？

私は動けるのに…

『風鈴、これってまさか――

…………風鈴？;;』

あれ？風鈴がいない！？

どこ！？

「ファントムシュート！！！」

まずい…！！

『守君！！！』

このままじゃゴールが…！！

円「くそっ！！」

微「ポテージゼフィール！！！」

「何っ！？」

ふんわりとした翠色の風がシュートを弾いた

『風鈴…！！』

それを止めたのは

風鈴でした。