【イナズマイレブン】私はずっと疾風のような彼が好きだった。【風丸一郎太】 (ページ20)

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――頂上――

『うわぁ～！やっぱりいい眺めです！！✨』

登ったことは何回もあるけれど…

『風が気持ちいい…』

気持ちがどんどん晴れていくような気がした。

暫くボーっと景色を見ていると、だいぶ日が暮れてきていることに気が付いた。

…って、大変！！

もう夕方じゃないですか！;;;

暗くなる前に帰らないと…！！

『どうしましょう…;;;』

すると…

ピロリン♪

あ、メールがきたみたいです…

…蘭ちゃんからでした。

～～～

涼森蘭

宛先：微風明鈴様

件名：大丈夫ですか？

お買い物の途中、風丸様が一生懸命何かを探しているご様子を見かけました。
大丈夫ですか？サッカー部で何かございましたか？
私で良ければいつでもお話を聞きますので、無理だけはなさらないで下さい。

それと、あまり遅くならないように。

～～～

…だそうです。

普段無口な蘭ちゃんですが、ああ見えてとてもお優しいんですよ。

それに、メールや手紙の時だけは素直に話してくれるんです。

彼女のそんなところも、私は大好きです！

だから、蘭ちゃんにはもっともっと笑ってほしい…

あ、そういえば一郎太君…何かを探してるって…

もしかして、私を…？

…そんなことはないと思うけれど、一応連絡しておきましょうか;

あと、風鈴にも…心配してるかもしれないですし…

～～～