特級呪霊、バイト始めました。

▽ ページ10

(ほぼ会話のみ)

「最近頻発している殺人事件についての調査、ねぇ。なぁ傑、これどう思う？」

「うーん…全員笑顔で、人数は一度に二人程度でほとんどが男性。これだけを聞くと、ただの連続殺人事件だけど、たまたま従業員に窓がいたんだろう？」

「らしいな。見た目はそこらの呪霊とかわんねぇらしいけど、こんだけ殺してるってことは少なくとも一級ぐらいはありそうだよな。」

「まぁ、そのくらいの階級だから、こうして私達が派遣されているんだがね。」

夜の街にて、呑気に話す二人組。

それを眺める者がいた。

『何が者がいた、だよ呑気なのは私だよ馬鹿、フラグ回収したじゃねぇかクソ…()』

誰だよ、夏油傑と五条悟を殺してくれって言ったの。ふざけんじゃねぇぞ。

勝てない勝てない、てかまず襲えない、呪霊ってバレる。

流石に無理。殺してるからな、なんせ。HAHAHA！！…はぁ。

「でも、被害者が死ぬ前に見られたとき、いっつも女といるんだろ？じゃあその女じゃねぇの？」

「うーん…そうだとしたら、窓以外も見れる呪霊ってことになる…そんな呪霊なんているのかな？かなり特殊な例だけれど」

『ひぃぃその特殊な例なんですねつらい…』


…あ、ちゃんと小声で(私は)話してますし、ある程度距離をおいての尾行なのでバレません！！大丈夫！！



「…！あ、Aさんじゃないですか。奇遇ですね。」

「あ、ホントだ。おーい」



フラグがすごすぎる。

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