肆話 ページ6
善逸side
女の子の泣いてる声がしたんだ。
その音と一緒に鬼の音も、怖くて怖くて仕様がないけど助けないとって思って、先に向かった伊之助を炭治郎と追いかけた。
そこには、酷く綺麗な人がいた。
雪みたいに白い肌と髪。
月の光に反射して、キラキラと輝いてる。
瞳もまるで宝石のようだ。
炭治郎も俺も伊之助もつっ立ってその人のことを見ていた。
「嗚呼、本当に煩わしい」
綺麗な声だった。
鐘の音みたいに響くのに五月蝿くなくて、ずっとずっと染み込んで来るみたいな音。
鬼が襲いかかってくるけど、その人は動かなかった。女の子に一言、
「目を瞑って、いいって言う迄開けちゃダメだよ」
そう言った。
鬼の爪が目の前まで迫ってきてる、
助けないと、
この人からは、
鬼の音がする、でも、
でも、
この人の音は、泣きたくなるほど悲しい音だ。
禰豆子ちゃんみたいに人を喰ってない音がする。
助けたいと、そんなに悲しい音を出さないで欲しいと思ったんだ。
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豆乳まみれ(プロフ) - かなとさん» ご注意ありがとうございます。今後は無いように気をつけます。 (2019年6月25日 16時) (レス) id: daab340e9d (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月25日 16時) (レス) id: 0c7d089a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soymilk31 | 作成日時:2019年6月25日 16時