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A ｢･･･聞いてた？｣
景瑚 ｢うん、｣
A ｢景瑚さんの、邪魔したくないから、｣
景瑚 ｢邪魔なんて、思ってないよ｣
A ｢･･･だから、忘れて、私のこと｣
・
・
私のこと、忘れて欲しいの。
じゃないと、
景瑚さんが、
大変な思いしちゃうから。
景瑚 ｢･･･Aさん｣
A ｢･･･はい、｣
景瑚 ｢俺が、テレビに出てるから、？｣
A ｢･･･｣
景瑚 ｢俺が、芸能活動してて、ファンの人たちがいるから、？｣
A ｢私と景瑚さんじゃ、住んでる世界が違いすぎる、｣
景瑚 ｢･･･俺のこと、好きなのに、？｣
A ｢･･･｣
景瑚 ｢･･･俺も、Aさんのこと、考えない日はないくらい、好きなのに、｣
A ｢景瑚さんの幸せを奪いたくないの、｣
景瑚 ｢幸せかどうかは、俺が決めること｣
いつもより、
少し強い口調だった。
きっと、イラついてるんだ。
景瑚 ｢Aさんは、もう俺と話さなくても、俺のこと忘れられる？｣
A ｢･･･忘れられるわけ、ないじゃん、｣
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作者名：そい | 作成日時：2022年3月14日 21時
