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A ｢お先に失礼します｣
いつもより気持ちが軽い。
会社を出る時、
自分でもわからないけど、
スキップしてた。
ドンッ
A ｢うわっ、すみません！大丈夫ですか？｣
？？ ｢･･･すみません｣
A ｢･･･あの、｣
？？ ｢？｣
A ｢･･･すみませんでした｣
？？ ｢ふふ笑｣
A ｢え？｣
？？ ｢･･･よく、会いますよね？｣
A ｢え？｣
・
・
景瑚 ｢大丈夫、な、お姉さん｣
A ｢･･･｣
景瑚 ｢え？大丈夫？？｣
A ｢あ、大丈夫です、｣
景瑚 ｢あ、また笑｣
A ｢あ、すみません、｣
景瑚 ｢いや、その、｣
A ｢？｣
景瑚 ｢俺のこと、覚えて、ますか？｣
A ｢探し物してる時に、？｣
景瑚 ｢あーーー、そうですそうです｣
A ｢あの時の、｣
景瑚 ｢見つかりました？｣
A ｢あ、はい、｣
景瑚 ｢ふふ、良かった｣
目の前の彼が、
少し口角を上げた。
色白な肌が、
街灯に照らされて、
もっと白く見えた。
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作者名：そい | 作成日時：2022年3月14日 21時
