明日、君ともう一度会えたなら【JO1】 (ページ1)

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最近、何をやっても上手くいかない。

この間の春、4年間通った大学を無事卒業し、
第一志望だった企業に就職した。

春先、新調したスーツに身を通して、
深呼吸。

入社して11ヶ月。
自分のデスクで、電話応対や事務職をこなす日々。

もう新入社員じゃなくなるって言うのに、

上司｢藤田さん｣

A ｢はい｣

上司｢前に頼んだ仕事、上手くいってる？｣

A ｢あ、えっと、前の、｣

上司｢この間頼んだやつなんだけど、覚えてない、かな？｣

A ｢覚えてます、、！すみません、今すぐやります。｣

上司や同僚に恵まれている、
そう思っていたんだけど、

自分自身、
入社してから成長できていないような
感じがして、

自分が嫌になる。

自分のデスクに着いて、
ちょっとため息。

翔子｢･･･大丈夫？｣

A ｢あ、すみません、大丈夫です！｣

笑顔で、大丈夫

いつからか、
それが私の合言葉になっていた。

私がこの会社を辞めるのが先か、
会社からリストラされるのが先か、
正直わからないけど、

きっと、
私にはこの仕事は向いてないだろう。

またため息が出る。