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次の日の朝、
玄関の戸を開けると、
柾哉 ｢おはよ｣
木村くんがいた。
柾哉 ｢なんで、そんなびっくりしてるの笑｣
A ｢や、だって、｣
柾哉 ｢昨日、約束したじゃん｣
まさか、本当に
来てくれるなんて
思わなかった。
家に着いても、
木村くんからの
メッセージは
いつもと同じ。
また明日ね。
それだけだったから。
でも、気を取り直して、
A ｢おはよう｣
柾哉 ｢あのさ、藤田さん｣
A ｢うん｣
柾哉 ｢せっかく付き合ったからさ、｣
A ｢うん、｣
柾哉 ｢Aって、呼んでもいい？｣
ストレートな球が飛んできた。
今までは、
藤田さんって呼ばれてたから、
変に緊張しちゃって、
なかなか返事ができなかった。
柾哉 ｢･･･藤田さん、の方がいっか！｣
A ｢･･･｣
私も勇気をだして
言ってみたい。
・
A ｢ねえ、柾哉くん｣
柾哉 ｢え！？｣
A ｢Aでいいよ｣
柾哉 ｢え？｣
A ｢やっぱり、Aがいい｣
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作者名：そい | 作成日時：2021年11月11日 22時
