19 ページ19
生徒たちがゾロゾロと学校に到着してるなか、
私は完全に動けなかった。
だって！
だって！！
だって！！！
キスされた。
その後彼は
片方の口角を上げて
もーらいっ！って。
こんなんじゃ、
彼以外好きになれないよ。
教室に戻ると河野くんに耳打ちされた。
純喜 ｢なあ景瑚と付き合うてるん？｣
A ｢え、｣
純喜 ｢俺のだからって言うてたやん｣
彼の方を見てみると、
眉間に皺を寄せて、口を尖らせて、
こっちを見ている、、
いや、睨んでる。
そう言えば、付き合ってるって公表していいのかな、、
そんな話、何もしなかったな、、
でも、河野くんなら
言いふらしたりしなさそうだし、
私も河野くんにしか聞こえないように、
A ｢うん、付き合ってる｣
純喜 ｢ほんまに！？｣
A ｢うん、｣
純喜 ｢おめでとう！！｣
A ｢え？｣
純喜 ｢おめでとう！！｣
もう一回そう言って、
景瑚くんにグッドポーズを見せてた。
そしたら、景瑚くんも
睨んでた顔からニヤケ顔に変わって、
河野くんの肩を組みにきた。
景瑚 ｢手出すなよ？(笑)｣
純喜 ｢おう、我慢するわ(笑)｣
景瑚 ｢ほんとにダメだから！(笑)｣
純喜 ｢わかった出さへんわ(笑)｣
なーんだ。
この2人仲良いじゃん。良かった。
景瑚 ｢あ、A｣
A ｢ん？｣
景瑚 ｢さっき、純喜くんとこそこそ話してたでしょ｣
A ｢ふふ(笑)｣
景瑚 ｢何笑ってんの〜｣
A ｢またそんな顔してる(笑)｣
景瑚 ｢Aのせいじゃん！｣
A ｢じゃあ、｣
精一杯背伸びをして、
景瑚くんの耳元で
景瑚くん以外好きにならないよ
そう言った。
◌
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 762人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そい | 作成日時：2021年7月18日 21時
